闘うブログ!レフティ中尾 社会派!

福祉を主なテーマに書いています。よろしくお願いします。

2022-01-01から1年間の記事一覧

精神科の患者が語る!精神科の診察は5分で終わる「ドリフ外来」。薬飲んだか?よく寝たか?飯食ったか?また来週!その理由と対策

「ドリフ外来」は松本俊彦精神科医の造語です。精神科に足を運んで、数時間待ったあげく、やっと自分の番が回ってきても、せいぜい5分位で診察が終わるのです。「薬飲んだか?よく寝たか?飯食ったか?また来週!」とドリフターズの番組のエンディングそのも…

書評「誰がために医師はいる」松本俊彦 「ダメ。ゼッタイ。」は嘘!薬物依存症と闘う精神科医

今もまた、芸能人の薬物所持・使用のニュースが報道されています。そして、Yahooニュースのコメント欄は荒れに荒れています。「執行猶予は要らない」「厳罰化しないと抑止できない」「薬物は恐ろしい」「一回手を出せば終わり」「もう普通には戻れない」「人…

NHKBS1で衝撃的報道。ウクライナ軍がウクライナ人を攻撃、子どもたちを殺りく?ドンバス州で何があったのか

戦時の報道はほとんどがプロパガンダと言えます。ウクライナ戦争でも同じことです。ウクライナはウクライナの都合の良い情報を流し、ロシアも同様に自国の宣伝を発信します。日本は主に(いや、全てか)ウクライナ発のニュースを報じます。ところが2022年6月…

3勝8敗!東京地裁、生活保護基準引き下げ訴訟原告勝訴。生活保護を巡る偏見とバッシングを分析します。

「闘うブログ」では生活保護制度について何度も取り上げました。生活保護の受給者はもちろん、医療や年金にお世話になっている方、低賃金で働いている方にも、生活保護基準は関係しています。生活保護制度を守れずに、その他の社会保障が守られるはずもなく…

障害者の生きる権利と貧困と生活の質について樺沢紫苑に問う

精神科医の樺沢紫苑のYouTubeを観ました。「仕事はせずに生きるだけの人生はダメですか?」というタイトルです。樺沢さんは以前から精神疾患の方が障害年金や生活保護を受給することに強く反対をしています。理由はこれを受給すると「一生懸命に治そうとする…

映画レビュー「トップガンマーヴェリック」この映画を観て好戦的になる国会議員と、沖縄戦とウクライナ戦争のちょっとした考察

その映画を観た米山隆一は焼肉を食べながらこうツイートしました。「私は、理不尽に私の自由を奪おうとするなら、自国に対しては勿論、他国に対してはより一層抵抗すると思います。他国に対して抵抗しながら自国に対して抵抗しない「極端な右」の在り方も、…

ブックレビュー「よみぐすり」坂口恭平 死にたくなったら読もう、そして電話しよう

坂口恭平さんは、「いのっちの電話」というお仕事をしています。いや、収入が発生しないのでボランティアなのでしょうか。とにかく、ご自身の携帯番号を公表して、(よみぐすりの本の帯に書いてあります)「死にたい」人からの電話を受けています。坂口さん…

生活保護受給者が自家用車を持つ方法

何故か生活保護受給者が車を持てるのかが、SNSで話題になっています。しかし、みな色々と誤解されているようなので、ここで解説します。 まず、生活保護受給者が新たに車を所持することは無理だということです。車を買えるほど生活保護費は潤沢ではありませ…

6月値上げに怒り心頭!値上げ反対デモを起こそう

今日は2022年6月1日、またまた食料品や電気、ガスなどが値上げされました。テレビや新聞で報道されているのに、皆は諦めているのか暴動などは発生していません。いや、暴動を起こせと言っているのではありませんが。 例えば、日清食品のカップヌードルが193…

ゼレンスキーは2人いる?対話で停戦を望むゼレンスキーと、徹底抗戦を挑むゼレンスキー

本日(2022年5月30日)にANNとNHKとでゼレンスキーのコメントを報じています。何故か正反対のことを述べています。 まずはANN。「プーチン氏との会談を強く望んでいなかったが現実を直視する必要もある」 そしてNHK。「ウクライナはより多くの近代兵器を手に…

2勝8敗!生活保護基準引き下げ訴訟を考察します

JRの駅前で5人のお年を召された方がビラを撒いていました。受け取る通行人は見当たらず、ハンドマイクで訴える声も途切れがちで何を言っているのかよく分かりません。その黄色いビラを受け取ってみると、生活保護基準引き下げの裁判について書かれていて、そ…

AV新法に賛成します②女性を弱きものとするフェミニストと、れいわ新選組大石議員の迷走ぶり

前回のブログ「AV新法に賛成します」の続編です。簡単に内容を振り返ります。 ・AV新法は成人年齢引き下げにより高校生のAV出演の可能性ができたことへの危惧から始まった。 ・しかし、フェミニストたちは論点をすり替える。AVでのセックス禁止と、AVの契約…

AV新法に賛成します。AVでのセックス禁止と契約解除しても出演料の返還義務はナシ?

私は男性です。アダルトビデオ(以下AV)は観たことがあります。ただ、それに依存はしていません。日常的には観ていません。風俗の利用した過去は全くありません。そんな男性がAV新法に口を挟むのは適切ではないかもしれませんが、少し考察をしたいと思いま…

刑法改正と侮辱罪の厳罰化。いいことだけど議論が足りないか

2022年5月19日、衆議院本会議で刑法改正が可決されました。基本的には賛成です。参議院でも議論を尽くして欲しいものです。 刑法改正の目玉は、現行の懲役刑と禁錮刑を一本化して、「拘禁刑」となることです。いったい何が変わるのかと言えば、受刑者を懲ら…

しんぶん赤旗日曜版に寺島実郎さん登場。日本共産党はもはや「第二自民党」なのか

「闘うブログ」では幾度か日本共産党への批判記事を書きました。それは必ずしも共産党を貶すことが目的ではなく、頼むからしっかりしてくれよ、という意図があるのです。 赤旗日曜版では「労働者」とか「賃上げ」「貧困」「民主主義」「社会主義」といったワ…

もう、タクシー会社は要らない!福岡の第一交通産業、100歳の会長に功労金16億円

タクシー会社は何のために存在しているのでしょうか。タクシー会社がこんなにひしめく国は他にはないでしょう。個人タクシーが増えないのは、ズバリ言うと、タクシー会社の利権を守るためです。 ぶちまけた言い方をすれば、タクシー会社は生産的なことはして…

細田博之衆院議長の「給料100万円」発言から見えたこと

この発言にムカっとした方は多いでしょうし、謝罪をされたことは良かったと思います。とは言え、国会議員の給与と議員定数について、違った意味で考えることができたのは、意味がありました。 議員の給与が少ないと、議員を志す人は減るでしょうし、汚職に手…

岩田正美さんの、部分的に使える生活保護。住宅扶助を幅広い人たちに提供しよう。

毎日新聞で、岩田正美さん(日本女子大名誉教授)へのインタビュー記事がありました。岩田さんは著書「生活保護解体論」にて、「生活保護制度は一度解体して出直した方がいい」と述べています。解体とは過激なことのようですが、そうではなくて、生活保護を…

ウクライナ戦争、マリウポリからの民間人脱出についてアベコベな新聞報道。日本のメディアは信用できないのか?

5月7日の毎日新聞。「マリウポリの製鉄所から民間人50人脱出。ロシアの攻撃継続で難航」の記事とその写真を見て、違和感を感じました。記事の一部を引用します。 「ウクライナのベレシチューク副首相は(5月)6日、ロシア軍が包囲する南東部マリウポリのアゾ…

日本国憲法改正していいものなの?あえて問う4つの条文

憲法論議でよく耳にするのは「憲法は国家権力を縛るためにあるんだよ」ということです。その根拠の一つは日本国憲法99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」なのでしょう。と言っても、そ…

河瀨直美さん(映画監督)の「ロシア発言」は正しいのか

河瀨直美さんの東京大学入学式の祝辞が物議を醸しています。ロシアの「悪」を擁護しているのでは、という見解が大半です。ひろゆきさんは、「ロシアから金を貰っているか、頭が悪いのかどちらですか?」という皮肉をツイートしました。ロシアから金を貰うは…

何故か報道されない那覇市議会で自民党と共産党が手を結ぶ。自衛隊への感謝決議が可決

沖縄のメディア以外ではほとんど報道されていないのですが、2022年4月25日に那覇市議会で自衛隊への感謝決議が自民、共産の賛成多数で可決されました。無所属の会が反対で、公明、ニライ、立憲、社大が、全会一致でなくて、決議に馴染まないことを理由に退席…

決定版!ウクライナ戦争を解決する二つの方法

アメリカの反戦著名人であるノーム・チョムスキー(94歳!)は、ウクライナ戦争を終わらせる二つの方法を述べました。それは簡単なようで難しいことです。 「一つ目は交渉による解決、二つ目は(現在のように)最後まで戦うこと」 日本人では著名人や政治家…

ウクライナ公式アカウント、昭和天皇をヒトラーと並んだファシストとした動画を流す

当ブログではウクライナ軍の中核であるアゾフ大隊が、ネオナチ=白人至上主義であり、純粋な白人ではない(アジア人との混血の)ロシア人を憎悪していることは何度か述べました。だから、日本のことも口には出さなくても、蔑視をしているのは間違いないでし…

ブックレビュー「いのっちの手紙」坂口恭平さんによる、こころの病を楽にする方法

日本は「自殺大国」です。「いのちの電話」がほとんど繋がらなくて、成果も無い現状を変えるべく「いのっちの電話」を立ち上げた坂口さん。もう10年になるそうです。これだけの仕事をほぼひとりで継続されているのは驚きです。 坂口さん自身も双極性障害らし…

在日ロシア大使館の外交官追放。誰も反対しないけれどヤバい話

何故、ロシア外交官を追放したのか理由が分かりません。いや、ウクライナ戦争に関連しているのでしょうが、別にロシアと国交が断絶したわけではありません。ロシアが日本に危害を加えたとか、国益を侵害したのでもありません。アメリカやNATO加盟国のロシア…

防衛省、ウクライナにドローンを送る。もはや日本は武器輸出国か

防衛省と自衛隊のツイートです。全文引用します。 「防衛省は、新たに化学兵器等対応用の防護マスク及び防護衣並びにドローンをウクライナ政府に提供することを決定しました。ウクライナ国民による自国を守るための戦いは続いており、我々も引き続き可能な限…

れいわ新選組山本太郎さんへ。鞍替え出馬はもうやめにしよう

ここでは主に二院制を悪用した鞍替え出馬を批判します。必ずしも、れいわ新選組山本太郎を責める意図はありません。 さて、山本さんは2021年の衆院選に出馬して当選しました。任期は4年間なのですが、それを待たず半年ほどで議員を辞職して、参院選に鞍替え…

ブログこそが市民にとってもっとも身近で責任ある社会参加だ

報道記者の烏賀陽弘道(うがやひろみち)さんのツイートに触れて、はたと膝を打ちました。 「『発言』こそが市民にとってもっとも身近で責任ある社会参加なのだ。ネットやSNSにそのドアはいくらでも開いている。社会参加というとボランティアだとかデモだと…

正論?暴論?エマニュエル・トッドの日本核武装論

文藝春秋2022年5月号の記事です。「メディアが冷静な議論を許さない」とトッドは述べています。その通りで、日本でもロシアを擁護したり、ウクライナ(アメリカ・NATO)を批判することは、ほぼできないのです。戦争を許さないことは大前提だとしてもです。 …