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AV新法に賛成します②女性を弱きものとするフェミニストと、れいわ新選組大石議員の迷走ぶり

前回のブログ「AV新法に賛成します」の続編です。簡単に内容を振り返ります。

・AV新法は成人年齢引き下げにより高校生のAV出演の可能性ができたことへの危惧から始まった。

・しかし、フェミニストたちは論点をすり替える。AVでのセックス禁止と、AVの契約解除をした後の出演料の返還義務を無しにする。(一度受け取ったギャラを返さなくてもよい)の要望

・実はAV新法では、女性は一方的に契約を破棄できて、なおかつ製作費の返還義務も無い。AV出演者の人権が守られるもの。

フェミニストたちは、女性は弱いもので、正常な判断ができない存在だという偏見を持っているのでは。

そして今回ですが、まずはれいわ新選組の大石あきこ衆院議員の国会質問をめぐる騒動です。そこで大石さんは前代未聞の発言をします。AV新法とは何も関係ないものです。

「本日この(AV新法の)質疑を行うにあたり、法案に賛成するならこの質疑の機会を与えられた。反対も検討していたが、反対なら質疑の機会は無いと言われた」

どういうことでしょうか。れいわは議員数が少ないため国会質問にはほとんど時間が回らないのですが、立憲民主党が時間の一部を好意で分け与えているのです。そして、立民はAV新法には賛成の立場なので、反対する意向のれいわには時間が譲れませんよ、というだけの話です。それなのに結局は大石さんに質疑時間を与えたのだから、立民に感謝すべきなのに、大石さんはAV新法に反対したことで、不当に言論を抑圧されたと勘違いをしているのです。れいわは同じ野党で連携すべき立民を敵に回したのです。

そして活動家の仁藤夢乃さんのツイートを引用します。

「AV法案では、あからさまな『強制』がなく、一見『自由意志』で契約したり、『拒絶できる』機会があっても拒絶できない、取消権を1〜2年以内に行使できない、被害に気づくまでに10〜15年かかる、マインドコントロールされている、背景にトラウマや貧困などを抱えていて相談できない人は救えない」

仁藤さんの家出少女たちを支える活動は尊敬に値します。ただ、仁藤さんもまた、女性は弱いもので強制力がなくても性被害に遭い、それに気づくまで長い年月がかかると述べています。フェミニズムとは、女性は男性に負けず劣らずに強い存在だという思想ではないのでしょうか。仁藤さんのツイートをもう一つ引用します。

「性売買の世界で散々痛めつけられてきた私たち当事者が、新宿東口で、女性を搾取し性売買に斡旋するホストのトラックの行き交う前で『性売買合法化反対』と掲げて必死にアピールしなければならない。なんという状況なんだろうと、かなしくて笑えてくる」

デモをするとき、そのリーダー格の人が「かなしくて笑えてくる」と呟いてどうするのでしょう。よく分からないのですが、仁藤さんは周りの通行人たちに同情をして欲しいのでしょうか。そもそも、AV新法は性売買合法化とは関係がありません。AV出演者の人権を守りましょうという法律です。

AV新法をフェミニストたちの言うように変えると、女性は精神的に弱い、責任能力が無い、判断能力も乏しいということを認めることになり、また一度契約しても、ほぼ無期限で解約できて、そのギャラは返還しなくてもよいということになれば、女性の地位は逆に制限されることになりそうです。女性の性被害や性風俗の問題も議論すべきですが、これらは別の問題なのです。AV新法は非常に画期的で、AV出演者の人権が守られる法律です。もっと議論が必要なのはその通りですが、現状では反対する理由が考えられないです。平塚らいてふの言葉のように「元始、女性は太陽であった」はずで、男性と対等に生きていくことを忘れたフェミニズムは存在感を失うでしょう。

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