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もう、タクシー会社は要らない!福岡の第一交通産業、100歳の会長に功労金16億円

タクシー会社は何のために存在しているのでしょうか。タクシー会社がこんなにひしめく国は他にはないでしょう。個人タクシーが増えないのは、ズバリ言うと、タクシー会社の利権を守るためです。

ぶちまけた言い方をすれば、タクシー会社は生産的なことはしていません。タクシードライバーへの新人研修は別の団体(東京タクシーセンターなど)が実施しています。営業のノウハウはドライバー仲間で自主的に行っています。

タクシー会社はドライバーの他には事務員や整備士を雇っています。また、交通事故処理や乗客からのクレームの対応はしているでしょうが、それ以外にはなにもしていないと思われます。個人タクシーなら、上記のことは自分でこなすのです。

ほぼ、なにもしていないのだから、経営者は楽です。リスクがなくて、毎日安定した売り上げが見込める事業は他にあるのでしょうか。多くのタクシーの経営者は他にも事業をしています。街金とか不動産とか。

タクシードライバーの営収のピンハネがなぜ許されるのでしょうか。最近の人は「中抜き」と呼びますが、これは誤用ですね。それはともかく、東京だと営収の約6割がドライバーの給料になります。福岡のドライバーは月収約20万円程度で営収の約5割が賃金になるそうです。深夜勤務含めた長時間労働なのに、この給料ではやっていけません。それでも高齢者だと他に仕事もないからハンドルを握るのです。

それなのに、第一交通産業の創業者の黒土始会長は退社すると特別功労金約16億円を貰うのです。タクシーの保有台数が8000台ほどらしいので、それがフル稼働すれば一台の月の営収四十万円なら、月に32億円の売り上げがあるのです。会長への特別功労金など軽いものなのです。

タクシードライバーはもっと怒るべきですし、労働組合や、労働者の味方のポーズをしている政治家も闘うべきです。労働者にロクに賃金を払わない業界も数多いでしょうが、タクシー会社は、それ以前に存在理由が問われます。なくても誰も困りませんし、ドライバーの収入も地位も向上します。あっ、ついでに「中抜き」とは商品の流通過程を抜かして、直接消費者などと取引きをすることです。中間搾取のことは「ピンハネ」と呼びましょう。

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