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AV新法に賛成します。AVでのセックス禁止と契約解除しても出演料の返還義務はナシ?

私は男性です。アダルトビデオ(以下AV)は観たことがあります。ただ、それに依存はしていません。日常的には観ていません。風俗の利用した過去は全くありません。そんな男性がAV新法に口を挟むのは適切ではないかもしれませんが、少し考察をしたいと思います。

AV新法とは「性行為映像作品出演被害の防止等に関する法律」のことです。その骨子案が発表されています。ところが、フェミニズムの活動家からは評判がよくないようです。AV新法は出演者ではなくて、その業者を守る法律だと言うのです。どういうことでしょうか。

そもそもの発端は成人年齢の引き下げによって、高校生でもAVに出演できるようになるのではという問題があって、物議になったのです。これは重大なことであり、法整備が必要なのは当然です。しかし、骨子案が出ると論点が少々ずれていきます。新たな争点が2つあります。

①AVのリアル性交の禁止

作家の北原みのりさんのツイートです。「18歳19歳を救う特例法を望む声がいつのまにか、AVでのリアル性交を禁止しない法律になっていた」

これはAV新法をちゃんと読んでいないのでしょう。「出演者は、撮影にあたり、意に反する性行為を拒絶することができ、拒絶しても損害賠償義務を負わないこと」と第3条に明記されています。金銭取引によっての性行為が合法化されているのではありません。

②出演料の返還

北原みのりさんのツイート「契約取り消せても、出演料を返さなければいけないとしたら、さらに困難が深まってしまう。契約解除がスムーズにできるよう、出演料返還支援が新たに必要になるけど、どちらにしても業者は無傷ですね」

ジャーナリスト井戸まさえさんのツイート「契約解除を望む女性たちに対して、貸付を行うファンド等、支援環境を整備する等の対処をせねば、実効性は担保されない」

非常に驚いたのですが、北原さんは、当事者が契約をキャンセルしても支払われた出演料をそのまま貰えるようにして欲しいようです。業者は製作費が無駄になるので、キャンセルされたら無傷ではなく損害が発生するため出演者は大切にされるでしょうに。

井戸さんはAVに出演する女性は、金銭感覚に乏しいと言いたいのでしょうか。私はAVの出演料がいかほどか知りませんが、そんな簡単に返還できないほどの金額なのでしょうか。

こうした「フェミニスト」たちの発言からは、逆にAVの出演者を守ろうという意志があまり感じられません。そうでないなら基本的にはAV新法の成立を目指して欲しいです。

AV新法は、女性はその出演契約を一方的に破棄できて、なおかつ製作費への弁済義務がないもので、非常に画期的なものです。これはAV出演者の人権が守られるものです。また別の話ですが、風俗で働く女性の人権なども同様に守られるようになって欲しいです。

また、この国には自己破産や生活保護といった貧困救済のシステムがあります。AVや風俗が無くてもそれらを活用することで貧困の解決はある程度できます。

なにより、私は女性たちは強くてたくましいと信じています。北原さんや井戸さんの言葉からは、逆に女性は弱いもので正しい判断をする力がかけているという偏見すら感じられます。

むしろ、AVなどは全て廃止しろと言うほうが分かりやすいです。まあ、困る男性も多数発生しますが、なんとかなると思います。インターネットがありますからね。

 #AV新法

 #北原みのり

 #井戸まさえ