闘うブログ!レフティ中尾 社会派!

福祉を主なテーマに書いています。よろしくお願いします。

元プロ野球監督による家庭内暴力について、一点「気持ち悪い」こと

【家庭内暴力以外の何者でもない】

この事件を「家庭内暴力(DV)」と表記する人がマスメディアにもSNSにもほとんど存在しないのが、不思議でしょうがないのですが、まあそれだけ世間では家庭内暴力については寛容だということです。また、元監督はとても人気があって実績もある人だから、衝撃的な事件だとも言えます。

【娘さんが書いた手紙の気持ち悪さ】

この事件について思うことは、SNSなどで散々書かれているため、敢えて省略します。ただ、父親(加害者)の代理人が娘さん(家庭内暴力の被害者)が書いたとされる手紙を読み上げたことが、ただただ気持ち悪いのです。このような事例は過去にあったのでしょうか?父親を擁護するために娘さんはこの手紙を書いたのでしょうか?この手紙が事実なら、加害者が被害者のメッセージを利用したと言えます。

【手紙に書かれた傲慢さ】

手紙には娘さんを助けた児童相談所への不満が書いてあります。「児童相談所の職員に相談させて頂いたにもかかわらず、どうしたらいいかと言った私自身の意向が聞かれることなく警察に通報されてしまいました」傲慢というか、救助してくれた児童相談所を責めているとしか受け取れない発言です。もちろん、娘さんには全く罪はありません。ただし、娘さんの発したSOSに最善を尽くしてくれた人たちを批判するのはどういう意味なのか私にはわかりません。可能性としては、娘さんではなく、代理人かAIが書き上げた文だったのではないか、という疑惑です。

【被害者が謝罪するというあべこべ】

手紙の後半には「深く反省しております」「大変申し訳ございません」「非常に恥ずかしく思っています」「心配はご無用なのでご安心ください」「多方面にわたり、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ありませんでした」とあります。何故、被害者である娘さんがここまで頭を下げなければならないのか、私には理解ができません。家庭内暴力において、被害者の立場としては、加害者との権力勾配が急なため、解決は非常に困難なことはわかります。ただ、このような「和解」では今後も事件になるのではと、心配になります。娘さんの身の安全こそ第一であり、そのためには児童相談所の働きが必要不可欠なのですが、この手紙がそれを台無しにしたとしか思えません。いずれにせよ、家庭内暴力については社会がより厳格でありたいものです。

#家庭内暴力

 

NetflixでNHKのドラマ「おしん」が観られる!?

【嘘かまことか】

まさか、まさかです。私は「おしん」は細切れでしか覚えていないため、本当なら嬉しいのです。今現在(2026年5月20日)で配信が決まっているのは6作品です。その中には「おしん」は入っていません。ところがNHKの井上樹彦会長がこう口を滑らしたのです。

【是非!】

「『おしん』のように世界中で大ヒットするようなコンテンツを、Netflixを通じて世界に発信していきたい」と、熱く語ったのです。

【女性の生き様を描く】

NHKのドラマは上質なものが多く、どれも楽しみですが、何と言っても「おしん」です。貧困と闘うヒロインの生き様を描いていて、今観ても新鮮で色褪せないドラマです。とりあえず、6月22日から6作品が配信されるので、非常に楽しみです。

【6作品】

「軍師官兵衛」

「まんぷく」

「宙わたる教室」

「東京サラダボウル」

「昭和元禄落語心中」

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」

これらも期待しますが、やはり「おしん」です。私はNetflix未加入ですが「おしん」が配信されるなら、もちろん契約します。朝ドラは1話15分なので、すきま時間にサクッと観られるのがいいですね。

#NHKとNetflix

#おしん

NHK朝ドラ「風、薫る」りんと直美はバディになれるのか?

【りんと直美の試練】

さて、来週月曜から「風、薫る」第8週になります。本格的に看護婦見習いとして、経験を積むりんと直美ですが、ここで厄介な出来事が起きそうです。

【侯爵夫人に気に入られたい】

侯爵夫人の千佳子が乳がんの治療のために入院するのですが、看病婦(専門の訓練を受けていない雑用係)の3名はいずれも千佳子に気に入られずにいました。侯爵夫人の治療を成功させれば病院の評判がとても高まるため、退院を希望した千佳子をなんとか引き留めようとします。以降は第8週の予告編を見ての話です。

【看護婦見習いの出番か】

看護婦見習いの7人を蔑んでいた教授たちですが、そこでりんと直美を抜擢しようとします。りんは患者たちからの評判が良く、直美は患者にアメとムチを使い分けて、教授たちにはおだてて薬を追加させたりしています。バーンズ先生はりんには「患者に気に入られようとするのは業突く張り。患者からの感謝を求めるのは欲深い。看護は見返りを求めてするものではない」と痛烈なダメ出しをします。

【直美の本心は?】

直美はりんから「嘘つき」だとたびたび指摘されますが、直美は「正しいことを正しく言うだけでは人は動かない。私なりに考えた結果」と以前述べていました。これは波瀾万丈な生活を送ってきた直美と、武家の娘であるりんとの人生経験の差でしょう。そして、教授たちとバーンズ先生の前で直美はこう告げます。「(千佳子の担当を)お断りします。一ノ瀬りんには侯爵夫人の看護が出来るほどの技量はありません」

【りんらしさ、直美らしさ】

りんと直美には水と油のような個性の差があります。ここまで視聴してきて思うのは、直美にはバイタリティと頭の回転の速さがあって、他の看護婦見習いの中でも、突出した才能を感じます。一方でりんは患者たちに愛想よく振りまくも、まだ手探りで仕事をしているように見えます。まさに「患者に見返りを求めている」のです。バーンズ先生のアドバイスを忘れているようです。

【明治時代の医療機器】

ここで番組ではまだ登場していませんが、この時代の医療器具などを簡単に調べます。まだ血圧計や点滴は導入されていません。しかし、体温計は明治時代初期から使われていたようです。ところが、当時の体温計は「一本で家が建つ」と言われるほどの高価なものです。水銀式の体温計は割れやすくて、落とすと命取りになります。この体温計のエピソードは出てくるのでしょうか?

【新潟のエピソードはまだ先か】

物語のクライマックスに近づく新潟の話は当分お預けのようです。まだお二人には信頼関係は芽生えていませんが、何かをキッカケにして「バディ」となるのでしょう。看護の理想を求めるりんと、知識と技能に優れた直美。そうした役割分担になりそうです。

#風、薫る

 

 

罪を犯した障害者と向き合う NHKハートネットより

【拘禁刑とは】

2025年6月より、大改定された刑法。その目玉は拘禁刑の導入です。ひとことで言えば、これまで「懲役」と「禁錮」と区分されていた刑罰を一本化することです。

【受刑者への支援】

これにより、受刑者の特性により刑務作業を与えるのか、それともリハビリに重点に置くのかを選択することが可能になります。

【刑務作業だけではなく】

つまり、これまでは単に働かせることが更生につながるとされていたことを、もっと柔軟に支援をするのです。かなり画期的なことです。

【貧困が罪を犯す】

そうした話をNHKで観たのですが、なんともやるせない気持ちになります。番組で取り上げていたのは、知的障害者なのですが、そもそも何故彼らは罪を犯すのでしょうか。一言で言えば「貧困」です。あるいは「孤独」です。

【犯罪者予備軍ではない】

注意すべきは、知的障害者は犯罪予備軍ではないことです。私の知る限り、彼らはおとなしくて真面目なのです。ところが生活費に困ったり、社会から孤立していることが原因で窃盗などの軽微な罪を犯します。人によれば何度もそれを繰り返して、刑務所に繰り返しお世話になるのです。彼らに必要なのは刑罰よりも生活のサポートです。

【障害者に貧困を強いる社会】

それにしても、障害があるが故に貧困を余儀なくされる社会はなんとかならないものか、と強く憂慮します。就職が困難で、運良く仕事にありつけても最低賃金以下(就労継続支援ではせいぜい時給100円程度)、人間関係を気づくのも難しい。酷く困難な人生となります。

【罪を犯してはじめて支援される】

番組では刑務所内や出所後に生活のサポートをされる障害者が紹介されますが、つまり罪を犯して刑罰を受けないと、支援はされないということなのです。言うまでもなく、犯罪に手を染めない人の方が圧倒的に多数です。障害者が人間らしい生活を望むことは、そんなに贅沢なことでしょうか?

【私自身の生活】

ところで、私は精神障害者です。私自身は周囲からある程度の支援を受けていて、とても恵まれているのですが、ニュースではたびたび、精神科の入院病棟で暴力や性暴力を、医療従事者から受けているという話を耳にします。そうした病棟の多くはいわば密室なのです。今でも閉鎖病棟のほうが開放病棟よりもずっと多数です。患者によってはその閉鎖病棟にストレスを感じる人もいます。治療をする場所としては、まだ改善の余地はあるでしょう。障害者が暮らす環境にもっと関心を持って欲しいです。

#障害者と刑務所

#拘禁刑

#NHKハートネット

 

 

NHK朝ドラ「風、薫る」途中経過の感想と今後の展開予測

【第5週からスピーディーな展開に】

いや、今回の朝ドラは見応えありますよ。第6週の27話まで放送されました。2026年5月5日現在です。正直言って、第4週までは看護婦の「か」の字もでないため、退屈だったのです。ところが、第5週から看護婦学校に舞台が移り、ダブルヒロインの、りんと直美のぶつかり合いもあって、ハラハラしてきます。入学したのは、このお二人含めて7名です。まずは軽く紹介しましょう。

【看護婦候補の7人】

りん おっとりしているようで、皆のまとめ役になろうとしています。周りに当たり散らす直美に「不細工、嘘つき、不幸自慢」と痛いところをつくのです。(不細工は、容姿を非難しているのではなく、精神面や立ち振る舞いが見っともないと言っているのでしょう)。

直美 英会話ができます。捨て子で親の顔も知りません。バイタリティがあって、自信家です。料理と裁縫は苦手で、何かの煮物に大量のお酢を投入しました。他の学生から英語を教えてほしいと言われるも「私が苦労して会得したことをくれくれというのは卑しく無いの?」と正論を言うのです。しかし、自分の甘えを変えるためか、自分で自分の髪をはさみでザクザクとカットします。泣きながら。(たぶん、自毛をカットしている)。

タエ 医師の娘でエリート。英会話もできます。直美とは犬猿の仲。プライドたかい。バーンズ先生に反感を持っている?

トメ りんご持ってくる。直美がアップルパイを作ろうと提案するので、身体をはって止めます。

ユキ ナイチンゲールおたく。

しのぶ よくわからない。

たぶん、ヒロイン以外の5人にも見せ場がありそうですね。特にしのぶさんは頑張って欲しいです。

【明治と現代と変わらぬ看護の基礎】

看護婦のたまごたちを指導するのはスコットランドから来たバーンズ先生です。まずはベッドメイキングを教えます。7人が順番にするのですが、バーンズ先生は「これは看護ではありません」を繰り返して、だれも合格できないのです。ひと月後にやっと直美が合格を得ます。私は知らなかったのですが、現代日本の看護学校でも、最初にベッドメイキングを学ぶそうです。清掃も含めて清潔感を保つ事が必須なのです。当時は消毒液とかあったのだろうか。

【observeとは】

キーになる英単語ですね。看護におけるobserveは「観察」という意味です。仏教の用語でもあります。単に見るというのでも無く、看護婦として観察して注視するというわけです。

【今後の展開予測】

何故か今後新潟へ舞台が移るそうで、ここで初めてナースとして働く事になりそうです。看護婦学校の7人全てがそこに行くことは考えにくいですね。たぶん、挫折する人もいるでしょう。ヒロイン2人以外にもキーパーソンが出てくると面白そうです。新潟から男性の俳優が3名増えるそうですが、安直に恋愛はして欲しく無い気もします。看護に打ち込む姿こそ観たいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

20代の生活保護受給者が7倍増になっているという大ウソ

【明らかなウソ】

YahooニュースやAbemaニュースで報じられていますが、20代の生活保護受給者が7倍増となっているというデマが流布されています。元は誰が言い出したのかは不明ですが、この数値は根拠のないものです。

【形を変えた生活保護バッシング】

もちろん、生活に困窮している人が積極的に生活保護を活用するのは良いことです。ただ、このデマの影には生活保護受給者が急増して、国家財政が傾くだろうという誤った印象を拡散するのです。これも一種の「生活保護バッシング」と言えます。

【減り続けている生活保護受給者】

何故ウソだと断言できるのか。実は生活保護受給者は毎年減り続けているのです。2013年に216万人をピークに2023年には202万人、2025年にら198万人です。減り続けている理由は、高齢者がお亡くなりになることでの自然減が大きいのです。

【そのような統計は無い】

20代の生活保護受給者が仮に倍増しているなら、全体の受給者も大きく増えるはずです。しかし、そのような統計は無く、でっち上げと言い切れるのです。

【デマは拡散され続ける】

SNSでもこのニュースを無名、匿名の方だけでなく、名の知れた論客まで不確かな情報を垂れ流しています。繰り返しますが、生活保護受給者が急増している事実はありません。

【生活保護という壁】

20代の方々にとって、生活保護は高い壁ですし、その割には得られるものは乏しいのです。その一番の障壁は、扶養照会です。三親等、つまり叔父や叔母までに「生活を支援できないか?」と通知が届くのです。そして、生活保護は充分な金額とは言えません。生活扶助が7万円代、住宅扶助が東京で53700円です。住宅扶助を上回る物件に住んでいれば引っ越しを余儀なくされます。東京23区でその家賃の物件を探すのはかなり酷な話です。誰も好んで生活保護を求めることはありえないのです。最低賃金でフルタイム働けるならその方がずっと楽です。

【生活保護の生活の限界】

生活保護バッシングをする方々は生活保護受給者は裕福で楽な暮らしをしていると思い込んでいる節があります。事実は、毎月の生活はかろうじて乗り越えても、エアコンや洗濯機、冷蔵庫などの生活必需家電の買い替えまではできません。「健康で文化的な最低限度の生活」にはこうした家電は含まれてはいないのです。家電の支給がないために、それが壊れたまま放置されることもあるのです。

【信用できない一部のメディア】

それにしても、どこから湧いたデマなのでしょうか。数字を読み違えたか、ウソだとわかって流布したのか。どちらにせよ悪質なことです。YahooニュースとAbemaニュースは信用ならないことが、はっきりしたと言えます。それにしても、これを眉唾物だと言い切る人って何人いるのでしょうか。生活保護については今までも当ブログで取り上げましたが、海外事情も含めて深掘りしていけたらと思うのです。

若者が生活保護から抜け出せないというウソを暴く

【生活保護は「ぬるま湯」では無い】

実際には生活保護を受給していても、大半の受給者は生活保護から脱出していくものです。生活保護は生活に制約があり、また金額も充分でもないので、生活保護がぬるま湯で、抜けるに抜けられないというのはウソです。

【負のループは存在しない】

AERAデジタル版のタイトル、「若者が生活保護から抜け出すために働いて『負のループ』に。『見えないホームレス』から脱するには」の記事は、本当に取材をしたのか疑うのです。

【生活保護受給者も働く】

そもそも、働く生活保護受給者は意外に多いのです。生活保護のルールとして収入は申告するし、賃金の全てが貰えるわけでもないのですが、生活扶助が15000円以上増えるのはかなり生活が潤います。そもそも単身の受給者の生活扶助は7万円程度なのですから。

【ブラック企業が生活保護を阻害している??】

記事ではブラック企業があるから生活保護から抜け出せないと書いてあります。その企業を擁護するわけではありませんが、どんな企業であれ最低賃金は守られているはずなので、企業に就職すれば生活保護から抜け出せます。その記事の言う「見えないホームレス」が東京にいることは確かなことですが、それは高額な家賃のためです。今の社会では住宅よりもスマートフォンの方が大事なので、インターネット代や家賃の補助をしようとするなら賛成なのです。不安定就労も問題ですが、いずれも生活保護制度とはほぼ無関係なのです。

【生活保護受給者が働けば働くほど貧しくなる??】

ダイヤモンドオンラインの記事でも同様なことを述べています。単に貧困問題の記事だとすれば良いのに、生活保護というワードをタイトルにすることで閲覧数が増えるのでしょう。先程述べたように生活保護で働くと生活費が増えます。だから働く受給者が多いわけです。記事にある「生活保護は入りにくく、出にくい」ということも疑問です。事実、2013年から2025年まで、生活保護受給者は減り続けています。その内最も多いのは高齢者の死亡によるものですが、現役世代の受給者も上手く就職して保護から脱出しているのです。

【生活保護制度をバージョンアップ】

もちろん、今の生活保護制度を変革することは必要です。その理由は、AERAデジタル版やダイヤモンドオンラインが述べていた、現役世代のためではありません。そうではなく、働きたくても働けない人たちのためです。

【基礎控除を増やすことの弊害】

基礎控除(働いて得た収入から差し引かれる非課税枠)を大幅に増やせという識者や受給者はいますが、私は反対です。何故なら働けないという最も福祉の必要な人よりも、何らかの形で働ける人を優遇するという「逆転現象」が起こるからです。どうしてもそれを増やすのなら、働けない人にもっと生活費を給付する必要があります。そうでないと福祉の理念に逆行するのです。知る限り、欧州の主要国では働けない人には手厚い給付をしています。日本のように障害があるために貧困を余儀なくされているのではありません。

【生活保護の再構築】

生活保護という箱を広げるのではなく、その外の医療、教育、住宅というセーフティネットを構築するのは有効です。つまり、医療(教育)(住宅)だけの生活保護というようなシステムを作るのです。

【生活保護というパターナリズム】

生活保護受給者を一か所にまとめて住まわすことは、住居の自由の侵害になります。また、アメリカのフードスタンプや保護費のカード化は、受給者が何を買ったのかが分かってしまいますし、スティグマがあります。憲法で保証される自己決定権の侵害となります。

【まとめ】

生活保護についての議論はセンシティブなのです。だから正しい知識を持つことを必要とします。ただでさえ誤解の多い制度だからです。また、AIのおかげで、生活保護の海外事情も手に入れることも可能になったのだから、それを参考にしない手はありません。生活保護制度のことをフランスでは「積極的連帯手当」ドイツでは「市民手当」と呼ばれています。日本でも、日弁連や共産党は生活保護を生活保障と呼ぼうと提案していますが、それで何かが変わるとも思えません。大事なのは公平で効率的な制度に変えることです。そして就労のできない障害者を見捨てないことこそ早急に解決をするのです。