闘うブログ!レフティ中尾 社会派!

福祉を主なテーマに書いています。よろしくお願いします。

ホームレス経験者が語る!コロナ禍で自殺者が増加。生き抜くために知っておくこと

共同通信が報じた、東大試算の自殺者数(2020年3月〜2022年6月)が8000人増加しています。中でも、20代の女性が最多です。過去、男性の自殺者数が女性よりも多いはずですが、コロナ禍では若い女性が命を絶つケースが増えています。女性の方が不安定な非正規雇用の人が多くて、職を失って生活苦となったケースもあるのでしょう。

私は20代後半にホームレスになった経験があります。酷いうつ状態になって仕事が出来なくなり、家賃を滞納したのですが、大家さんに前触れなく鍵を交換されて、路上生活者になったのです。

お金がないのでロクに食べられず、死ぬ方法を考えていたのです。偶然街中の掲示板で、無料のメンタル相談をしているグループを知りました。なんとかして、誰かに相談をしたかったのです。

そこに足を運んで、男性のスタッフにいきさつを話しました。スタッフは生活保護の申請と、保護決定後に精神科の受診を勧めてくれました。保護開始までは、そのグループが借りているアパートで住むことになりました。アパートには他の住人は無くて、お米などの食料をいただいたのです。

その後、生活保護が決定してアパートを借り、医療扶助で精神科に通院しました。数年掛けてリハビリをして、また仕事に復帰出来ました。親切なグループと、生活保護と、精神科に通院することで、命を繋ぎ止めたのです。

話を戻して、若い女性が生活保護を申請することに抵抗はあるでしょう。しかし、ひとまず住居と生活費を得ることは非常に大きいです。虐待やDV、貧困などから、生活を立て直すための制度を活用することを躊躇しなくてもいいのです。

そして、気が向けば精神科クリニックを受診するのもいいでしょう。ひと昔前とは違い、親切なクリニックは増えています。精神科デイケアの利用も検討しましょう。

女性の生活を支援するNPO法人も増えています。困ったときに相談に乗ってくれたり、住まいを提供してくれるグループもあります。カバンひとつでも受け入れてくれる場所はきっとあります。生き抜くことを諦めないで下さいね。

 #自殺者数増加 

 #生活保護