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民主主義のために「三院制」を!誰もが政治家になれる日本をつくろう

例えば、政治家になりたいという志しを持った青年がいるとします。さて彼は(彼女は)どうすれば国会議員になれるのでしょうか。己の野心とかではなく、国や自治体のために政治家として働きたいと思えばチャンスはあるのでしょうか。

まず、父親か母親が国会議員であれば、その地盤を受け継いで選挙に出馬すれば高確率で政治家になれます。また、タレントや作家、スポーツ選手などで知名度があれば、どこかの政党から出馬の打診があるかもしれません。

そうではない場合、例えば労働者が政治家になれる可能性はあるのでしょうか。政治に口を出したい宅配ドライバーやタクシードライバーは数多くいます。私もそうでしたし、同僚たちもそうでした。何故なら彼らは長時間労働で低賃金なのですから。政治家にその働く環境の改善を持ち掛けても聞く耳を持つ人なんて存在しません。労働組合もそうです。また、それ以外の肉体労働者もきっとそうでしょう。彼らが政治家になれない理由は何なのでしょうか。

自民党であれ、立憲民主党であれ、共産党であれ、その他であれ、今の選挙制度を維持したいのです。また、議員定数も減らしたいのです。比例代表制は政党に所属しない候補者を事実上排斥しています。小選挙区も同様です。既存の政党、勢力を彼らは維持したいのです。我が身がかわいいだけです。ただ彼らは我が党に投票しろ、他の党には投票するなと連呼してSNSでも配信するのです。そしてその投票こそが「民主主義」だと言うのです。それに疑問を挟むことが出来ない政治の存在意義はあるのでしょうか。

ものすごく遠回りになりますが、政治家を目指すならどこかの政党に所属する、党員になるという方法はあります。そこで党に忠誠を誓い、党員を増やし、党首やその執行部の評価を得ればチャンスはあるでしょう。しかし、政策の違いや身内のスキャンダルなどで、その党から離れると激しいバッシングを受けます。また、党を批判すると「分派活動」とされて除名処分を受けます。今井るるさんや松竹伸幸さんがそうでした。ひたすら個人(異端)を叩くことが皆好きなのです。

前置きが長くなりましたが、国政において、衆議院参議院の他にもう一つ議院を増やすのです。つまり「三院制」をつくるのです。世論では一院制を求める声もありますが、これはより一層国民の代表を国政から排除することになります。衆議院参議院だけでは国民の声、少数派の声を守れないのが現状なのです。

その3番目の国会では、議論をすることに特化します。そのために政党に所属する議員はそれに立候補出来ないようにします。選挙の在り方も従来とは全く異なるカタチにします。いわゆる「選挙活動」は禁止します。というのは、働く人が平日などで選挙カーを走らせたり、ビラまきをすることは無理だからです。選挙広報や政見放送のみです。お金もさほどかからないし、ボランティアスタッフを探す手間も省けます。また、供託金制度も不要です。

細かい仕組みを考えるのはこれくらいにします。ただ、政治家になるためのハードルを下げて、民主主義をバージョンアップしたいのです。この私見が多くの人から受け入れられないのは百も承知です。しかし、今の国会がいずれカタチを変えることは必然性があると思うのです。つまり、投票率がもっと下がれば否応なしに国会の権威は下がります。もっと言えば政党という特権を持つ組織を変えたいのです。今の国会には「政党の代表」はいても「国民の代表」はいません。多くの議員は政党の数合わせに過ぎません。それこそ民主主義の敵なのです。

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