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「落選組」から5人も国会議員に?れいわローテーションは民主主義と言えるのか

日本国憲法前文の冒頭です「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、…」

第一五条の冒頭です「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」

第四三条の冒頭です「両議員は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」

このように、くどいほど何度も憲法に記されているのが、国民が選挙によって議員を選ぶことです。このことを否定する国民はほとんどいないでしょう。ところが、れいわ新選組水道橋博士議員の辞任によって、選挙で落選した候補者、それも一つの政党から5人も国会議員になるという前代未聞の事態になりそうです。これが山本太郎の言う「れいわローテーション」です。いずれ、落選議員たちによって「前国会議員」が量産されることになります。山本代表がどんな理屈を述べようと、これは「党利党略」でしかありません。国民が選ばなかった候補者、それも山本代表が独断で選んだ人が国会議員になることは大事件です。山本代表は憲法を軽視しているのではないでしょうか。

ところで、私は比例代表制に否定的な考えです。国民主権とは両立し難い制度だと思っています。政党の立場からは、いわゆる「死票」が減ることがメリットとなります。弱小政党の救済とも言えます。しかし、無所属で出馬しようとする候補者のチャンスがその分減ることになります。つまり、比例代表制は既存の政党の利益を護る制度なのです。

選挙制度については、有権者の視点から議論をすすめる必要があります。そして時代に即した政治家を、国会に送り出せるシステムを構築したいものです。比例代表制がなければ、れいわ、共産党社民党といった護憲政党は合併する可能性が高くなり、国民からは投票先に迷わずにすむという利点もあるのです。そして政権交代の実現にも追い風となるでしょう。山本代表には目先の利益ではなくて、政権交代のために働いて欲しいのです。

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