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共産党よ、「左側の自民党」となれ。対談、松竹伸幸✖︎斉藤幸平。文藝春秋2023年4月号

共産党に除名処分を受けた松竹伸幸さんと「脱成長コミュニズム」を訴える斉藤幸平さんの対談です。不思議なことに、斉藤さんと共産党との接点は、ほぼありません。しんぶん赤旗は斉藤さんの著書の広告を出したことがありません。斉藤さんを評価したり貶したりすることもありません。斉藤さんもまた、共産党について何かを述べることは、ほとんどしません。アメリカの「アメリカ民主社会主義者」については肯定的に評価をしているのですが。

この文藝春秋の対談では、斉藤さんも共産党に関心を持っているのが分かります。「私は共産党を外から応援している一人」と明言をしています。その「脱成長コミュニズム」は幅広い人々から支持を受けていて、いずれ共産党も無視できなくなるかもしれません。

松竹さんは、「シン・共産党宣言」にて党首公選を訴えたことが理由で、除名処分を受けました。それが共産党にとってはプラスにならないのは当然です。自民党立憲民主党、維新の会、れいわ新選組も党首公選をしています。松竹さんは「さて共産党はどうだと注目されている」と述べますが、共産党にとっては党首公選は「非民主主義」なのです。

この対談の最後で、松竹さんが「共産党が『左側の自民党』にならなければならない」と述べますが、これは私のブログ、2022年12月17日「看護師や救急隊員がストライキ!闘うイギリス人と闘わない日本人」にて共産党は労働者の政党ではなくてインテリや知識人の政党であり、野党はどれも「専門店」だから、自民党という「老舗のデパート」には勝てないと訴えました。ほぼ同じことを松竹さんも言っていたのです。「左側の自民党」は正に「デパート」なのです。

斉藤さんは資本主義の危機は深刻だと述べています。だから日本の左派勢力の存在意義は大きいのです。共産党が斉藤さんを毛嫌いしている理由は正直分かりませんが、両者が積極的に議論をすることに期待したいのです。

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