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「結社の自由」とは何か?共産党VS松竹伸幸

結社の自由とは文字通り、政党や労働組合などを制約無しに結成できるという意味、のはずです。昔の治安維持法によって、反体制の組織が弾圧されることはないのです。ところが共産党は、松竹伸幸さんや朝日新聞共産党を批判したことを「結社の自由」の侵害だというのです。批判はあくまで批判であって、共産党が物理的なダメージを受けたわけではないのですが。

松竹さんは共産党を攻撃したのでしょうか?私にはそうは思えません。ただ一点、党首公選制を提案しただけです。共産党は党の外部からの攻撃だというけれど、松竹さんは共産党をかく乱する意図はなく、むしろ党に愛着すらあると思われるのです。志位和夫委員長が昔、松竹さんの子どもを肩車したエピソードを語ったりしていますから。

志位さんは2023年2月19日の赤旗日曜版で「結社の自由」についてこう述べています。

「松竹氏は、自らの自由な意思で、党の綱領および規約を認めて入党しました。そうである以上、かりに意見があれば、党規約というルールに基づいて、それを表明すべきでした。…党員でありながら、ルールを破ったわけですから、私たちとしては、『政党の存立及び組織の秩序維持』のために一定の対処をするのは、当たり前のことになります」。

この秩序維持の対処を「結社の自由」と言うのです。自由を守るというよりも、党を守るために自由を制約しているように思えます。

そして、市田忠義副委員長はこうコメントしています。

「だいたいですね、日本記者クラブがその場を提供するなんてことは、だれもがやれるものではないのですね。(松竹さんの会見は日本記者クラブで行われた)。そういうとこを提供したというのは『共産党バッシングを大いにやれ』と、『もう平和の大攻勢をかけられたら困る』と、そういう勢力と結託しているのですね」。

これに醍醐聰さん(記者さんだと思われる)が反論しています。

市田氏の発言は日本記者クラブを侮辱する事実無根の誹謗中傷であり、同クラブから厳重な抗議、発言の撤回要求が届いてもおかしくないと思われます」。

このように、共産党はメディアを全面的に敵対しているのです。朝日新聞は社説でこう述べています。

「党のあり方を真剣に考えての問題提起を、一方的に断罪するようなやり方は、異論を許さぬ強権体質としか映るまい」。

各メディアは、共産党憎しで発言しているのではありません。結社の自由は報道の自由を制限しているわけでは無いのですから。これでは政府自民党を批判することも、自民党の結社の自由を侵害することになります。

残念なことに、世間では共産党は怖い組織だと思われています。私はそうではなく、弱者の味方の政党だと思っています。ただ近寄りがたいところはあって、そのために私は党員ではないのです。私が望むのは松竹さんの党への復帰です。そしてメディアをはじめ、国民との積極的な対話をして欲しいのです。

 #松竹伸幸 

 #日本共産党