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共産党党員の松竹伸幸さんを除名処分!共産党はパターナル政党なのか

過去に当ブログにて、共産党を「リベラル政党」と言えるのか疑問に思うと書いたことがあります。左派政党であることには疑いは無いのですが、リベラルと呼ぶにはあまりにも上意下達な組織に思えます。

政党であれ、他の組織であれ、ピラミッド型の構造をしていて、そこの意思決定が「トップダウン」だけではなく「ボトムアップ」があることが望ましいと思うのです。今回、松竹伸幸さんが提案した党首公選を実施しなかった理由は、表向きには「分派活動」を防ぐためだとしていますが、実のところは一党員が出しゃばるなというエモーショナルな意味があるのです。

リベラル、リベラリズムの対義語は「保守」であることには間違いはありませんが、もう一つの用語として「パターナル、パターナリズム」でもあると考えます。共産党では党員たちに機関紙の赤旗をバイブルとしてよく学び、意思の統一を計るよう指導します。赤旗に背くことはまずできません。それは志位和夫委員長であっても例外ではなく、事実、今回の騒動について記者から質問があっても「赤旗の記事のとおり」とコメントするのですから。

実は私は赤旗の日曜版を購読しています。その中にチラシで学習会の案内があったので何度か参加しました。そこで意見を交わしたのですが、そこでは党員では無い私にも赤旗の記事に疑問を持つことを許しません。と言っても私は自分の意見を述べるしかないのですが、やがて学習会への案内が届かなくなりました。ちゃんと学習会の参加費500円を払っているのだから、自由に発言をしても良さそうなものですが。

さて、松竹さんは除名処分を受けたことを不当だと争うのでしょうが、正直それも意味がない気がします。松竹さんは気の毒にも所属する政党を間違えたのです。それは単に共産党が民主主義の政党としてダメだというのではなく、相性の問題です。仮に松竹さんが党首公選に出馬しても勝ち目は100%ありません。また、万が一松竹さんが新しい党首となっても、共産党が発展するとも思えないのです。

私は共産党という存在を全否定したいのではありません。国会議員を10人前後送り込み、野党として、パターナリズム政党として、与党を景気良く批判することは、それはそれで意味があることです。政権に参加することだけが政党の意義ではありません。

最後に。共産党は(赤旗は)松竹さんを日米安保擁護で自衛隊容認だと批判もしていましたが、何を今更だと感じます。2022年4月に那覇市議会で自衛隊への感謝決議に自民党と共に賛成したのは共産党だけです。他の所属議員は退席し、無所属議員も全員反対したのです。この件はまともに議論をした上での決定なのでしょうか。すでに共産党は平和の党、戦争反対の党とは言えないのです。

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