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あえて今、玉川徹さん「闘うコメンテーター」を擁護する

私はほとんどテレビを観ません。新聞や雑誌、ネットでニュースは手に入るし、なにより、テレビを観るのはムダに時間は食うし、CMもまどろっこしくて、少々イライラします。だから玉川徹さんの顔はよく知りません。けれどもその発言がたびたび物議を醸していることは知っていて、今どき珍しい「闘う人」という印象なのです。

さて、玉川さんが番組で「安倍晋三国葬儀に電通が入っている」と発言をしたことが事実と異なるとして、10日間の謹慎処分を受けます。その後もテレビの「表舞台」には戻らなくなったようです。

これって一大事ではありませんか?いや、玉川さんの発言のことではなくて、その処分の重さについてです。

テレビであれ、新聞であれ、記事の誤りはどうしてもあります。その後訂正をキチンとすれば何の問題はないでしょう。例外として、一個人を誹謗中傷して、人権侵害をした場合は話は別です。しかし、今回の玉川さんの発言は、事実として政治権力と近しい広告代理店が相手です。電通国葬儀に100%関わっていないという証拠は本当にあるのかの検証もしていないように思うのです。

そもそも、テレビの報道番組にお行儀の良さなんて誰も求めていないでしょう。報道もまたバラエティーであり、過激さや娯楽性も無ければ誰も見向きはしません。今回のテレビ朝日による玉川さんへの処分は、テレビ報道の転換期と言っても大袈裟ではありません。今後のテレビキャスターやコメンテーターは、毒にも薬にもならないことしか言えなくなるのです。

玉川さんを干したところで喜ぶのは政治権力や資本だけです。かつて、一世を風靡したキャスターの国谷裕子さん(クローズアップ現代)や、筑紫哲也さん(ニュース23)のような存在になれたかもしれない人です。左派や人権派の論客が玉川さんを積極的に擁護しないのが不思議です。

 #玉川徹 

 #コメンテーター