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ウクライナ戦争への玉川徹発言、「ウクライナは降伏すべき」にあえて賛成する

至極真っ当な玉川徹発言に、Twitterで感情的に罵詈雑言を浴びせている人が何人かいます。日本人も本質的に戦争好きなのでしょうか。

玉川さんは3月4日のテレビ朝日にて「民間人の桁違いな(犠牲者)が増えていく戦争になる可能性が高いと思うのですね。…ウクライナはここまで勇敢に戦っているわけですが、どこかでウクライナが引かないと桁違いに死者が増える。死者が増えないようにするのは指導者の大きな責任ですから。…」とコメントしました。

それに対するツイートの一部を取り上げます。

「玉川徹がプーチンを擁護」「これは降伏勧告。…国を捨てるメリットと主権を放棄するメリットを説明しなさいよ(原文ママ)」「あえて言う、クズが」「ウクライナ国民が自分の国を必死で守ろうとしているこの感覚を理解できないのか」「ウクライナが降伏しても…重労働させられて強制労働させられて虐げられて命を落とす方々がたくさん出てくると思うシベリア抑留のように」「貴様が日本を語るな」「小学生並みの道徳論で偉そうに語るなアホが」

私は玉川さんのご意見はもっと尊重しようという立場です。それに聞く耳を持てない人は、この戦争を単純化して、不充分な理解しているのです。

ロシアの道義的な責任がとてつもなく大きいのは玉川さんも承知しています。一方でロシアは三十年前あたりからNATO(言うまでもなく、NATOとは対露の軍事同盟)が拡大してウクライナにも軍備を増強させられたことに強い危機感を持ったのです。ウクライナは実は軍事大国で欧州3位の軍事力を誇っています。また、ロシアにとってはウクライナのゼレンスキー政権はアメリカの傀儡なのです。

そして、知られていないことでしょうが、アメリカの前大統領のトランプが、ウクライナの戦争は私なら回避できたと述べて、バイデン大統領を批判しているのです。たぶん、トランプならば、すぐにモスクワへ飛んで、和平を試みるでしょう。一方でバイデンは本心では戦争を望んでいて、この戦争を静観しています。たぶん、一番いいタイミングで参戦するつもりです。そして和平には積極的には賛同しないでしょう。

だから、ウクライナが降伏することはウクライナ国民だけが痛手を被るのではなくて、NATOアメリカにダメージを与えるのです。ロシアがウクライナに傀儡政権を作るのと、ウクライナNATOに加盟させて対露の最前線基地にするのとでは、どちらも不幸なのです。一番問題があったのはウクライナ大統領のゼレンスキーで、戦争が始まれば18歳から60歳の国民に「総動員令」を発効して(多くの国民はそれに従わずに国境を目指している)さらに女性や子どもたちにも火炎瓶を作るように命じたりしています。火炎瓶で戦車に立ち向かうなど、無茶です。ゼレンスキーもまた、愚かなリーダーなのです。

本当にウクライナを救いたいのなら、降伏を勧めるしかないのです。昔の何かの戦争アニメで「人生には白旗が必要なときもある。でもそれは次の反撃に備えるための白旗だ」というセリフがありました。別に、降伏したり、捕虜になれば非人道的な扱いをうけるとも限りません。かつての沖縄戦でも、旧日本軍に「捕虜になるのは恥だから自決しろ」と住民たちに命じましたが、実際は捕虜になった人々は手厚く保護されたのです。とにかく、戦争を止めてウクライナ人の命を守ることを急ぐべきです。

 #ウクライナ戦争

 #玉川徹