決定版!生活保護を活用しよう③ 週刊SPAとNHKで生活保護特集。もっと実践的な情報が欲しいところ
週刊SPA2021年10月12日号、NHKEテレ、ハートネットTV10月5日、6日と、生活保護特集が相次ぎました。これまで生活保護制度は、それをメディアで語るのがタブーに近かったでしょう。しかし、日本全体が貧困化するなか、こうした報道があるのは本当に時代が変わったと思います。
ただし、その中身は不満がありました。生活保護は権利なんだ、こうした方が生活保護を活用している、といった内容にとどまっていました。もっと実践的な、役に立つ報道をして欲しいものです。例えば以下のようにです。
① 生活保護の申請の仕方
基本中の基本です。手ぶらでも申請はできます。運転免許証、健康保険証、印鑑、通帳、アパートの契約者などは必要ですが、後日持参でも大丈夫です。
ご病気のある方には診断書を持ってくるように言われることもありますが、かかりつけの病院だけ告げれば福祉事務所が病院に問い合わせますので診断書は不要です。
② 生活保護の申請書
申請書は福祉事務所の窓口には置いていません。ただし、テンプレートが決まっているわけではありません。だから、ネットを参考に自分で作るのはアリです。
③ 扶養照会について
何か事情がある場合は必ずしも親族に扶養照会がされるわけではありません。
④ 生活保護費、いくら支給されるのか
世帯の人数、障害の有無などで異なります。近年、生活保護費が削減されていて苦しい生活となります。
こうした、最低限の知識があれば申請もスムーズにいきます。週刊SPAもNHKも、ここまで解説して欲しかったものです。そういう意味では、2021年4月29日号の女性セブンの生活保護特集は、文句なしに素晴らしかったです。その上、生活保護の申請書まで付いていました。生活保護の入門書として、読む価値は大です。
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