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無人バスや無人タクシーはディストピアを産む!二種免許所持のプロドライバーの生活を守れ

東京オリンピックパラリンピックは無事に終えたと言えるのでしょうか。というのは、忘れることはできない事件もありましたから。パラリンピック開催中に自動運転のバスが視覚障害の選手に接触してケガを負わされたのです。

「未来都市」には新しい交通が必要とされています。たしか、東京オリンピックには無人タクシーも走るはずでした。が、これはウヤムヤになって、まだ実現はしていません。(2025年に実用化を目指しているらしい)

現状は無人バスにしろ、無人タクシーにしろ、本当に運転手がいなくなるのではありません。

つまり、それなりに給料が貰えるはずの二種免許所持のドライバーのクビを切り、最低賃金に近い給料で働く「係員」にとって代わるのです。係員には二種免許は不要です。もしかすると、普通免許も要らないのかもしれません。

AI化では、労働者が不要になるわけではありません。熟練の労働者が追いやられて、スキルがない係員に変わるのです。これは全ての産業に言えることかもしれませんが、AIによって単純労働者が増えて、低賃金化が加速するのです。

そもそも、タクシーやバス、トラックなどの運転手の成り手が不足しているのは、低賃金と長時間労働のためです。解決策は簡単で、賃上げと労働時間の短縮があればいいのです。失業者に無料か低負担で、大型免許や二種免許を取得させれば運転手不足は解消できます。

私は怖いのです。全てがAI化されて宅配もドローンで運ばれ、タクシーやバスに運転手が消える社会が。そしてほとんどの労働者が低賃金で働き、私たちの子孫がまともにご飯が食べられなくなる時代が来るのが。どう考えても、それはディストピアとしか思えないのです。

 

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