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メンタリストDaiGoを批判する藤田孝典も批判する。DaiGoはこの社会に不要な存在なのか

メンタリストDaiGo(以下DaiGo)のホームレスや生活保護受給者への暴論や命の軽視が、様々な人々から非難を浴びています。「福祉系」の著名人、藤田孝典さんが中心となってTwitterYouTubeで袋叩きにしています。

私は過去のブログで2度DaiGoを批判しています。一つはDaiGoの生活保護受給者批判です。2021年5月です。私の知る限り、この件については誰も指摘や批判はしていませんでした。もう一つは小山田圭吾を擁護していたことです。2021年7月です。今でも深い謎ですが、小山田圭吾を批判したのは無名の方ばかりで、政治家や著名人たちの大半は日和見していたのです。もっとも小山田圭吾批判は、オリパラのスタッフとしていかがなものかという問題でしたので、それ以上の「制裁」は少なかったと思います。

今回、私は3度目のDaiGo批判はあえてせずにいました。それよりも、彼を批判する人々の言論の方が興味を引いたのです。

その中でも藤田孝典さんは、過激でちょっと無視できないことをおっしゃっているのです。

「罰や制裁として、(DaiGoの)仕事や収入が無くなっても、生活保護、福祉が支える。心配しなくても大丈夫。差別主義者でも命まで奪う野蛮な社会ではない」

「多くの人が(DaiGoを)批判したり抗議すれば、本人を自死に追い込むのではないか、という意見も論外。差別扇動の代償として精神疾患になるなら、そこは精神医療、精神福祉で受け止めるだけ」

藤田さん、あなたの方が詳しいでしょうが、生活保護は資産や収入がほとんど無い人が受けるものです。この件でDaiGoの資産や収入が全て無くなることを想定するにしても、乱暴なことを言っています。

例えば、受刑者が刑務所を出たら、当然社会の一員になるわけで、可能であれば就労を目指すものです。もちろん、就労がムリな方は生活保護を受給してもいいのです。だからDaiGoも、例え業界を干されても、何か他の仕事をすればいいだけの話なのに、生活保護を持ち出す意図が分かりません。

また、DaiGoの人格や命を軽視する発言も酷いものです。自死の心配は論外で、精神疾患になれば医療や福祉で受け止めるのですか。精神疾患は予防が何より大事です。今でも精神病棟に何十年も入院している患者さんはいらっしゃいます。藤田さんは、人の命に優劣をつけないからDaiGoを批判しているのではないのでしょうか。

今回のDaiGo騒動は一種のリトマス試験紙なのです。その人の本質を見出せるという意味で。

そういえば、名古屋入管内でスリランカ人女性のウィシュマさんが亡くなった事件が同時期にありましたが、この件についても著名人たちはほぼ沈黙していますけれど、それでいいのでしょうか。人の命に優劣をつける人はここにもいるのです。最後になりますが、ウィシュマさんのご冥福をお祈りします。そして日本の入管こそもっと叩くべきです。

 

#藤田孝典 #DaiGo  #ウィシュマ