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共産党が保守勢力と共闘?日本には左派勢力は存在するのか

2021年8月4日、共産党志位和夫委員長が党本部で講演して「自民党政治はまともな保守政治と言えない」「野党共闘は、広大な保守の人々と共産党を含む共闘に発展している」と述べました。

さらに講演後「共産党の歴史でもあまりなく、世界各国の共産党が保守のグループと協力して政治を変えようとすることはあまりない。全くユニークな取り組みだ」と説明しました。

さて、ここで考えたいのは、保守と革新、右派と左派、それぞれの定義です。これは、日本では何故かあいまいになっていることです。

図式化します。

保守=右派=自由主義経済=小さな政府

革新=左派=社会民主主義経済=大きな政府

日本では左派をリベラルとするのが定着していますが、これは誤用です。右派が「リベラル」左派が「ソシアル」です。欧州の左派政党、イギリスの労働党、フランスの社会党、ドイツの社会民主党フィンランド社会民主党などはソシアルの政党です。

私に言わせれば、日本には左派政党、社会民主主義は存在しません。左派ならば、増税をして再分配をする政策(大きな政府)を主張するものです。なのに日本の旧社会党土井たか子は「ダメなものはダメ」と消費税に反対したのです。この人のために消費税は今も悪玉となっているのです。「土井たか子の呪い」と私は名付けました。

さて共産党ですが、今まで以上に迷走しています。立憲民主党枝野幸男が自身を「保守本流」と位置づけたのに答えたものでしょうが、昔も今も左派勢力が機能していないことが、そもそも間違っているのです。第一「保守」でいいのなら自民党の対抗軸にはなりません。有権者も投票に行くモチベーションが下がるでしょう。

共産党立憲民主党アメリカのような二大政党を目指しているのでしょうが、その先は自民党の一強体制になりかねないのです。

求められるのは左派=ソシアル=大きな政府の勢力です。この先、共産党立憲民主党社民党政治勢力として埋没するでしょう。労働者のための政治、貧困の解消に尽くす政治。これこそ左派が目指すものだと信じています。

 

#共産党 #大きな政府