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バイデン米大統領の北京オリンピックへの「外交的ボイコット」を日本共産党が支持。志位和夫はアメリカ言いなりでいいのか。

毎日新聞は、志位和夫委員長の声明(日本政府に外交的ボイコットを求める)を「自民党保守派も顔負けの強行姿勢」と書きましたが、その通りと言うほかありません。バイデン米大統領北京オリンピックでの「外交的ボイコット」は国内外への「人気取り」です。中国政府の、新疆ウイグル自治区や香港への弾圧を、表向きでは理由にしてはいるものの、本音は政治的にも経済的にも軍事的にも、アメリカの脅威となる中国を牽制したいだけでしょう。だいいち、アメリカだって黒人への差別や抑圧をしているのですから、他国のことは言えません。

さて、問題は日本共産党です。私は過去のブログで共産党が右傾化し、やがて分裂するのではと予測を立てました。何故なら志位さんは本質的に保守的な人だからです。共産党は一昔前から「アメリカ言いなり」の政治を批判していました。ところが、オバマ元大統領の頃から、左派著名人らによるアメリカ民主主義への支持と共感が始まります。それは、今ではバイデン大統領やサンダース上院議員への個人崇拝となっています。「アメリカ言いなり」どころか「アメリカべったり」です。志位共産党は、自ずからアメリカに服従するのです。

自民党ですら言い出しづらいことを、志位さんが言ってくれるのですから、岸田総理も楽です。日本の世論は中国を目の敵にしていますから、あえてアメリカを非難する著名人は少ないでしょう。例外として、鳩山由紀夫元首相がTwitterで「ポピュリズム的な強行論」「まるで大政翼賛会」と批判したのは勇気がいることです。

第二次世界大戦時、戦争に反対したことが日本共産党の誇りだったらはずです。それなのに大戦後も朝鮮、ベトナムキューバイラクアフガニスタン等で戦争や空爆を重ねたアメリカを支持するのは、先人の闘いの歴史に泥を塗ることにならないのでしょうか。言うまでもありませんが、中国政府による人権侵害は見過ごせません。それを踏まえた上で、平和的な外交をすべきです。もしも米中が戦争となれば、日本だって無傷ではいられないことは明らかですから。

#外交的ボイコット

#北京オリンピック

日本共産党