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グレタ・トゥーンベリは世界を変えるのか②グレタの原点を探る

「グレタたったひとりのストライキ」を読み始めました。この本の執筆はグレタの両親とグレタ、グレタの妹のベアタによる共同作業です。ただ、どうにもこうにも読みづらい本です。難解な本ではありませんが、時系列がバラバラなのでグレタが何歳のときのエピソードなのか分からなくなったりします。

2017年の夏の後に2017年の春の破壊的な豪雨のニュースが語られます。だから11月の中ごろと書かれていてもグレタが何歳のときのお話か分からないのです。

また、残念なのがグレタが環境問題に関心を持ったきっかけがはっきりしないのです。家族旅行で飛行機に乗るのを一人拒否するのが初めての環境保全のための「行動・意思表示」ですがあまりにも唐突すぎて理解が追いつきません。

偏食でアスペルガー。友達を作るのが苦手。その代わり両親からはとても愛されている。そしてゴールデンレトリバーモーセスと仲良し。そんな子供時代がグレタの活動家としての強さやたくましさを作ったのでしょう。そしてその強さはむしろ学校生活では適応し難いことは納得できます。

グレタらしいエピソードには、面白いものがいくつもあります。グレタが何歳の頃の話なのか分かりませんが、グレタの父親が執筆する本のラフ原稿に加えるものに「食肉処理場にいる豚」の写真を載せるのを提案するのは彼女らしいです。でもその写真がこの本には載っていないのが本当に残念です。

また、4大新聞の中に環境・気候問題の記事が何%載っているのかを数えて、環境に悪い記事(ショッピング・自動車・飛行機旅行)と比較するのを日課にしているのは、非常に神経質だなぁと思います。しかし、数値にとことんこだわることは活動家としては大事なことです。今回はここまでです。グレタのようなエネルギーで次回も書くつもりです。

 

#グレタ #環境保全 #SDGs