BS朝日で偶然グレタのドキュメント番組を見つけました。BBCの制作です。15歳の高校生の頃から18歳の今を紹介する見応えのある番組です。
私はもちろん、グレタの名前は知っていました。ただ、映像で見たことは無く、彼女の本も読んでいません。まあ、さほど感心は無かったのです。だから彼女が18歳だと知ってびっくりしました。もう、立派な大人じゃないですか。
テレビ越しに見るグレタは線がとても細くて頼りなさげな印象です。顔つきは少女の面影は感じられず、やや老けて見えるのです。顔色が良くないというか、こわばっているというか。でも、それは魅力がないわけでは無くて、意思の強さを感じる眼差しは、やはり惹かれるものがあるのです。
グレタは菜食主義者だと聞いて納得しました。痩せた身体にふくよかとは言えない顔立ち。日本ではSDGsを訴える人が牛肉を平気で食べていたりしますから。牛のゲップがメタンガスを大量発生させることも知らないのです。
ヨーロッパからアメリカへとちっぽけな船で大西洋を渡る映像もあって、彼女は有言実行の人だと理解できました。自分に嘘をつかない女性です。
グレタは地球の環境保全の意味を積極的に学び吸収します。本を読み漁り、現場にも足を運びます。「私の声じゃなく、科学に耳を傾けて」と言うほどですから。
感情に訴える人というイメージでしたが、むしろ理知的な女性なのです。
さて、グレタの主張や活動について語りたいのですが、この番組だけでは判断がつかないのです。ところで、私は環境保全にもSDGsにも懐疑的な立場です。ですが、私もグレタの訴えを読み解いていこうと思います。
ただ、何故かグレタの本は全て電子書籍化されていないので、まずは本を注文しなければなりません。この先、連載として数回に分けて執筆します。グレタに負けないように「科学に耳を傾けて」いきます。