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「記者がいない」死刑執行は許されるのか

2021年6月4日毎日新聞の記事です。ずいぶんと踏み込んだ記事です。特に日本では死刑について語ること、考えることがほとんどタブーになっています。

記事によるとOECD加盟国で死刑制度があるのは日本とアメリカだけです。そのアメリカの死刑囚が手違いで、記者が立ち会わずに刑を執行されたことが報じられたのです。アメリカでは犯罪被害者の遺族、死刑囚の家族、そして記者が立ち会えるのです。

テキサス州の当局は「重大な過ちを謝罪する」と声明を出したのですが、日本ではあり得ない話です。

記者が立ち会うのは死刑制度の透明性を維持するために必要です。けれども日本の死刑囚は一体どうやって死刑を執行されるのかは全く分かりません。たとえ、凶悪な犯罪者であろうと、その命を密室で奪うのはルールとしてはどうなのでしょうか。

ところで私は死刑廃止論者です。こう口にすると袋叩きにあうのですが、国家が人を殺すことは、やはり間違っていると考えます。