闘うブログ!レフティ中尾 社会派!

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脱炭素化社会を目指すべきか?①風力発電を考察する。

2050年の脱炭素化社会の実現に向けて創設する2兆円の基金事業が日本で始まるそうです。

二酸化炭素の排出を実質的にゼロにするなど巨大な風車に突撃するドンキホーテ と同じです。特に再生可能エネルギーはどれもウソっぽいと私は思います。

今日は風力発電について考えます。

2021年3月5日の毎日新聞で福島浮体式洋上ウインドファーム(風力発電所)が全撤去されることが報じられました。3基の「風車」を設置した事業費は600億円だそうです。しかし、度重なる不具合と不採算なために失敗に終わったのです。

風力発電は一度設置すると半永久的に電気を生み出すものではありません。風力発電の出力は風速の三乗です。つまり、風速が10分の1になれば発電出力は1000分の1になります。逆に風速が強いと危険なのでブレーキをかけて発電出力はゼロになります。つまり、発電の供給が非常に不安定なのです。

風力発電所もメンテナンスが必要です。電気設備は毎月1回、風車本体は年4回です。ランニングコストがかなり必要です。また、20年もすれば寿命となり、撤去しなくてはなりません。巨大な風車をどう処分するのでしょうか。いや、それ以前に風車を建てる場所では森林を伐採する必要があります。洋上に建てても海を汚染します。脱炭素化社会のために環境負荷を与えては本末転倒ではないでしょうか。