闘うブログ!レフティ中尾 社会派!

福祉を主なテーマに書いています。よろしくお願いします。

SEALDsの都合の悪い過去②学生運動内の性差別と性暴力

「すべての馬鹿げた革命に抗して」というTwitterのアカウントがあります。2020年にツイートをして、そこから何故か更新がされていません。「社会運動内の性差別・性暴力に抗するアカウントです」と冒頭に記されています。そして「私自身、被害をきっかけに社会運動から遠ざかっていましたが、同じように被害に遭った人があまりにも多く、この小さな世界の中で若い世代まで連綿と暴力の構造が続いているとわかりました」とあります。

つまり彼女(だと思われる)はそれに抗議するためにアンケートをして、それをまとめたのです。かなりのボリュームです。

正義を語り、それを実行しようとする運動の中で何故性差別や性暴力が起こるのでしょうか?また、デモなどをする男性だけではなく、彼らを取り巻く政治家や記者までもが加害者として告発されています。

「このアクションやアンケートに協力してくれた方々は、年齢も参加してきた社会運動も様々です。無意味な決めつけに陥ることなく、ここに公開された声を受け止めてほしいと思っています」

多くの社会運動で性差別・性暴力は存在しているのです。また、このアンケートの中で名指しで批判されているグループはSEALDsだけです。

「最後に、このアクションはすべて加害者を特定・糾弾するためではないということに、どうか最大限注意を払って下さい。アンケート結果を読んで『これは自分のことか』『これはあなたとの間にあったことか』などの問いあわせを行うことは、暴力に他なりません」

「性差別・性暴力の構造を読み取り、その解消のために自分は何ができるか、それぞれが逡巡し、次のアクションを起こしてください」

SEALDsを代表に、多くの社会運動や学生運動が男性主体になっています。男性から女性たちには副次的な役割を押し付け、また性的な対象として見られているのです。SEALDsを賛美したメディアもしかりで、女性を取り上げるときは「可愛い」というジャッジメントをされたルックスの良い人が選ばれるのです。

性暴力を受けた当事者は「その身近すぎる男性の将来のために黙りました。次に一緒に活動する仲間たちのために黙りました。『話せばわかる人だから』という言葉に黙り『反差別』や『民主主義』のために黙り『社会運動の未来』のために黙りました」と語ります。女性を抑圧する、反差別や民主主義って何でしょう。彼らが発するシュプレヒコールは果たして本心なのでしょうか?とっくに解散をしたSEALDsを、今なお賛美する著名人や政治家やマスコミは、その事実を知らないのでしょうか?いや、知っている人も多いはずです。「民主主義」のためにダンマリをしているのです。

最後に「こんな社会運動はもう終わりにしませんか」と訴えるのですが、この問題提起をすることには相当な覚悟があったはずです。その勇気に敬意を表するとともに、このアカウントが3年間更新されていないことが気がかりです。そして、私はSEALDsのメンバーよりも、その周囲の「大人たち」こそ猛省すべきだと思うのです。メンバーを持ち上げるだけ持ち上げて、顔や氏名も出させて、飲み代も払ってやって、その上、女性メンバーを物色していたのではないでしょうか。

このアンケートは今でも読むことができますが、引用することもはばかれる内容です。女性を抑圧する社会運動は、おっしゃる通り解散した方が良いでしょう。女性が主体となる運動、例えばcolaboのような若年女性支援の活動が必要以上に叩かれることも、女性蔑視があるからです。SEALDsにはもっと客観的な批判をして、何故彼らは失敗をしたのかを分析すべきです。今の左派著名人のようにSEALDsを手放しで美化することは論外ですね。

 #SEALDs

    #すべての馬鹿げた革命に抗して