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デービッド・アトキンソン、日本の軍事を語る。私は反対意見ですが、一理はあります。

アトキンソンさん(アナリスト・経営者)がツイートしました。長文のため、一部引用します。

「防衛費を増やすなら、自衛隊を日本軍に。

防衛費を増やして、本格的にやるならば、自衛隊と国民に、どこまで兵隊さんの死を覚悟するか。…有事になったときに棺桶に入って帰国することは国民の覚悟の一つ。

…国民に防衛費を実感して、覚悟を決めさせるために、増税させることは不可欠。

…防衛費を増やすことに私は賛成。しかし、軍にする覚悟、死ぬ覚悟、支払う覚悟がないと、中国などは日本の抑止力が高まったとは思わない。形式的に抑止力が増したように日本だけが思うことに。軍人は表面的な強化に騙されない。

そもそもGDP2%は足りるか。

…軍事費用は、机上の空論ではないし、相手は日本の本気度を見る。それに耐えられるかどうか。

やるなら本格的にやるべき」

日本の軍事をどうするのか、軍事費を増やすのか賛否両論があります。私は自衛隊の規模は現状維持で、外交により争いを最低限にするという立場です。しかし、アトキンソンさんはリアルに戦争を捉えていて、このご意見は無視はできないのです。

軍事費をGDP2%にするとか、地対地ミサイルで先手を撃つとかの「机上の空論」では中国であれ、北朝鮮やロシアであれ、脅威には感じないのです。これらの国々は「常在戦場」で、いつでも戦争に踏み切ることができます。日本の自衛隊なんて、訓練中にセクハラをするような組織ですから、まともに戦えるはずはないのです。

日本は海に囲まれているとは言っても、海や空から兵を送ることなど容易なことです。また、ウクライナ戦争の教訓ですが、ミサイルよりも安価な自爆ドローンでインフラや軍事施設も攻撃されるのです。また、戦争が長期化した場合の対策もはっきりとしていないでしょう。非戦闘員の逃げ場なんてありはしません。

また。アトキンソンさんは、明らかに自衛隊を海外に派兵することも想定しています。軍事費を拡大すれば、そうしたケースも発生しかねません。というのは、日米安保があるため、アメリカが自衛隊を率いて米軍の盾にすることもあり得るのです。日本の軍事費増大には、アメリカの意向もある可能性があります。

そうなると、異国の地で自衛官が大勢戦死することが現実になります。そのとき日本国民はどうするのでしょうか。多くの人が敵国に報復することを望むのではと危惧します。アトキンソンさんも、そこまでは言及していません。戦争反対と平和主義がどこまで突き通せるのか、正直言って、私には自信が無いのです。いや、自信がなくとも黙ってもいられないのです。

 #軍事費GDP2% 

   #アトキンソン