闘うブログ!レフティ中尾 社会派!

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ウクライナの戦争を止めるために考える。なんだかんだ言って、皆本心では戦争が好きなんじゃないか。

ロシアのウクライナ侵攻に合わせて、スカイツリー東京都庁も青と黄色のウクライナカラーにライトアップされました。「ウクライナと連帯しよう」という呼びかけでしょうが、ああ、なんというアブナイことをするのかという気分になります。今後、もしもアメリカが戦争に介入することになれば、日本で星条旗が掲げられることになるのでしょうか。日本国民は精神的にはすでにロシアに「参戦」しているのです。もう、正気とは呼べません。

一方で、サッカー選手の本田圭佑さんのツイートは真っ当です。「戦争を回避するための議論ができる人がこれほど少ないとは。自由と民主主義のために戦っているという美談に踊らされるな」その通りで、皆はこの戦争に正義を重ねています。

「各国政府も信用ならん。もし本当に助けたいなら…軍隊を派遣して守ってあげてください」「軍隊を派遣したら世界大戦になるって意見が多いけど、その通りやと思います。でもそれはウクライナNATOに入っても同じレベルのリスクがあると思ってます」このようにNATOそのものが戦争の原因を作っていると述べています。他の政府(日本含めて)にも責任はあります。

「その上でどう意思決定すべきかって本質的な議論がなされるべきやと思ってます。今後のこと考えると日本も他人事ではない議論なんですから」引用が長くなりましたが、本田さんは議論をもっとすべきだと言っています。

ところがSNSでは好戦的なメッセージが飛び交っています。「ロシア兵3500人戦死」「ロシア軍車輌300台破壊」「3マイルのロシア軍車輌がキエフ郊外で壊滅」「ロシア空軍の活動が停滞」「NATOウクライナにもっと武器供与すべき」「ロシア兵は士気が低く、逃亡者が出ている」等々、引用すればキリがないほどの「大本営発表」が溢れています。ほとんど根拠のないものですが、皆はその情報に触れると自分の国のことのように奮い立つのです。かつての第二次世界大戦時の日本も、同じようなモノだったのでしょう。

戦争を止めるための議論も行動も乏しくて、やたら勇ましい軍事オタクが跋扈していることに、危機意識を持つべきでしょう。戦争反対のデモや、ウクライナへの寄付だけでは戦争は終わりません。何故なら、ロシアのみが戦争を引き起こしているのではなく、アメリカ含めたNATOの罪(NATOは言うまでもなく対ロシアのための軍事同盟)を直視することも必要だからです。繰り返しますが、議論なくして戦争は終わらないのです。そのために、まずは戦争好きな人々の目を覚ますことから始めましょう。まだ、手遅れではないと信じています。

#ウクライナ戦争