コロナワクチンとイスラエル
イスラエルでは早くも国民の約3割がコロナワクチンを接種したようです。それには幾つかの要因があるのでしょうが、その一つが国民番号制です。
かかったことがある病気、処方されたクスリ、接種されたことのあるワクチンやアレルギーなど医療情報が全て管理されています。だから優先順位の早い人から半ば自動的にワクチン接種の案内ができるのです。
ところが日本では国民番号に否定的な意見が根強くなっています。マイナンバーに医療情報を入れればワクチン接種に限らず適切な医療を受ける手助けになると思うのですが、そういう議論はまだなされていないのでしょう。
マイナンバーは確かに中央集権的なところがあります。それによる弊害がでる可能性もゼロではありません。それでもマイナンバーは使い方次第ではメリットも大きくなります。中央集権イコール反民主主義ではありません。福祉国家を目指すための条件の一つなのです。