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大学の学費という聖域 大学不要論

ひと昔前、いや、ふた昔前ならば「大学授業料は自分で稼いだ」という方もいらっしゃるでしょう。今では昔からは考えられないほどに入学金、授業料等は高騰しています。何故でしょうか。

昔は(こう表現するのもなんですが)学生運動があり、大学当局が授業料値上げを画策すれば反対の声を挙げてしました。もしも今の時代に同じことをすれば、大学は警察を呼び、学生は片っ端から検挙されます。だから今の学生を責めるのは酷です。

よく分からないのは、学費値上げに反対する世論が殆どないことです。消費税率が10%になれば猛反発するのに、それとは比べ物にならないほど高騰する大学学費については、殆ど無批判です。聖域となっています。

学費が高いぶん、なにかメリットがある訳でもありません。今の大学は真実を探究する場となっているのでしょうか。就職予備校やレジャーランドになってはいないでしょうか。考えてみれば、高校も一種の大学予備校と言えなくもありません。

貸与型奨学金に対する批判は少しはあるのに、大学そのものの良識を疑う声はほとんど聞きません。極論でしょうが、もう大学は不要だと思います。学問を極めるだけならば、SNSなどを屈指すればわざわざ地方から都心へと引っ越す必要も無くなります。

どうせ、「一流企業」に就職したところで、長時間残業とパワハラ、セクハラに耐える人生になります。そんな時代そのものを越える知性を持った若者たちはいつ現れるのでしょうか。