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日本の野球には未来が無い①楽しい野球と楽しくない部活動

私は小学生低学年の頃、身長がクラスで一番低くて、コンプレックスを抱えていました。せめて人並みに体力を付けようと、小学4年生になって少年野球チームに入ったのです。

酷いもので、キャッチボールもバッティングもまともにできずにいました。しかし、監督たちは優しくて、またチームメイトも温かく、のびのびと練習に打ち込めました。

外野のポジションが与えられて、試合にも出して貰えるようになりました。チームは15人で、監督は基本的に全員試合に出させるという方針でした。

ところが、いつまで経ってもボールにバットがあたりません。当時の私の目標はヒットを一本打つことでした。4年生、5年生と2年間ノーヒットだったのです。(何という低レベル)

6年生になって、監督とマンツーマンで練習をします。まず、バットを極端に短く持ち、バントの構えのようにバットを水平に構えます。そして重心を思い切り低くして、視線の高さをボールの軌道に合わせます。見た目はカッコ悪いバッティングフォームですが、バットがボールに当たるようになりました。

この構えでは打球は飛びません。外野フライにもなりません。それでも、しっかりとミートすれば、内野の間をゴロで抜けるのです。

そして、今でも覚えています。1番バッターに抜擢されて、初球をショートの頭上を超えるヒットを打ちました。嬉しかった、というよりも驚きの方が強かったのです。

打てるようになると、とても野球が楽しくなります。身長も大きく伸びました。当然、中学に進学しても野球を続けたいと思っていました。しかし、話を聞くと、中学の部活は勝利至上主義で、楽しく野球をすることはなく、ましてや、私のようなヘタクソは試合には出してくれない、ということです。悩みましたが、文化部に入ることにしたのです。

当時、野球に限らず中学の部活では、暴力的なしごきやイジメがあって、それなのに学校側はそれを放置していました。本来部活は教育の一環のはずだろうと今でも不思議に思います。

小学生はもちろん、中学生や高校生でも楽しくスポーツをすることが基本であって欲しいものです。高校生の甲子園大会のような、何より勝利を求めることだけが大切だとは思えないのです。

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