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しんぶん赤旗で明言。「共産党の政策は『まじめな保守』」共産党は執行部の「転向」から分裂の危機へ

2021年8月4日に共産党の志位委員長が講演で「自民党政治はまともな保守政治とは言えない。野党共闘は広大な保守の人々と共産党を含む共闘に発展している」と述べました。あまりにも唐突過ぎる発言で、これはもしかして、共産党内で何かあるのかなと注目していました。

その後9月12日付けの、しんぶん赤旗日曜版で「共産党の政策はまじめな保守の言葉」のタイトルで保守論客の中島岳志さんへのインタビュー記事が掲載されていました。

「(菅政権が)へ理屈をこねて、過去の経緯も無視する。これもまた『言葉』と『慣習』の否定です。そんな人たちが『保守』を自称することに、私は腹立たしく思っています」

「農業を守る、中小企業を守る、医療・福祉を手厚くするという、日本共産党の政策のほとんどは、私から見ると、まじめな保守の人たちが言っていることです」

日本共産党には、野党による政権交代、政権構想をしっかり進める中心的な役割を果たしてほしいです」

しんぶん赤旗日曜版は、共産党の党員や支持者が愛読していますが、2019年に部数が100万部を割り、減少が続いています。そんな状況で共産党の執行部が「転向」したのです。迷走というか暴走しています。

予測ですが、共産党は分裂するのではないでしょうか。野党の共闘にシフトを敷くことだけでも支持者から反発されるかもしれないのに、挙げ句の果ては「保守」宣言です。つまり「共産党右派」と「共産党左派」に別れるのです。

その「転向」が党員の総意なら、まだ話は分かります。しかし、今回のそれは議論らしきことをしているとは思えません。共産党にとっては自民党は「ふまじめな保守」かもしれませんが、共産党こそ「ふまじめな革新」だったように思うのです。支持者を裏切り議論を軽視すれば、政権交代など不可能です。

 

#共産党 #共産党分裂