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宮台真司、売買春を語り炎上す。日本は売買春を合法化すべきなのか?

宮台真司さんはTwitterで「僕は、吉原で感情豊かな男たちだけを相手にするナンバー1のソープ嬢をよく知っています。(似た営みをする女たちを他にも多数知っています)。彼女らも『売春が魂に悪いのではなく、最近の男が魂に悪い』と言います。トークでは『それを育てたのは誰か』と問うた。無論育てるものもまた育てられたのです。」とつぶやきました。

別のツイートでは「感情豊かな男を相手にする感情豊かな売春婦は平価の何倍も稼ぐので、業者がめちゃ大切にし、吟味した感情豊かな男だけを客につけます。そこでは売買春は魂に良いのです」と述べています。

感情豊かな男と感情豊かな売春婦。売買春は魂に良いなど、発言の意味が分かりません。普通はソープ嬢は客を選べないと思うのですが。

私は感情の貧しい男ですが、風俗を利用したことやお金で女性を買ったことはありません。その理由は道徳心からではなく、単に初対面の女性には欲情しないのです。たぶん、勃ちません。(笑)オナニーするほうがいいです。

簡単に想像できますが、ソープ嬢は多重のリスクを抱えています。性病のリスク、客からの暴力を受けるリスク、1日に複数の男を相手にすることも心身ともにヘビーです。また、歳をとると失業します。その後の保証はありません。

宮台さんは、売買春を合法化すべきと主張します。なるほど、そうした国も数あります。その法律で売春婦を守る。理屈では可能でも実際には難しいでしょう。なぜなら国が売春婦を守ることが他の女性たちに受け入れられるとは思えないからです。逆に売買春を厳しく規制すれば売春の業者が地下に潜る、という理屈も分からないではありません。

しかし、合法化しても売春婦は豊かにはなれないように思うのです。それを宮台さんも分かっているから「感情豊かな」というワードを作ったのです。百歩譲って感情豊かな売春婦であっても、経済的には豊かになれないのです。国が管理したところで、売春婦は職業差別を受け続けるでしょう。そして安く買い叩かれるのは変わりません。

ところで私は以前、河合香織さんの「セックスボランティア」で、酸素ボンベを抱えてソープに行く重度障害者の話を読んで「たくましいなあ」と感心したのを思い出しました。ただ、売買春の論議は女性と男性とで平行線にしかならないでしょう。私個人としては売買春合法化には反対です。ただ、現存する風俗で働く女性たちへの経済的、精神的なサポートは手厚くして欲しいと思うのです。まあ、宮台さんの数々のツイートには本当に爆笑しました。また炎上して下さいね。

 

#宮台真司 #売買春