ひろゆきさん、生活保護を語る③
2021年3月25日、ひろゆきさんがTwitterに投稿しました。生活保護についてです。全文引用します。
無能な貴方が生活保護を取ると社会は良くなります。
・働き手が減るので失業者が職につける。
・求人募集の条件が良くなり、給与が高くなり平均時給が上がる。
・働き手に残ってほしい会社は待遇が良くなりブラック企業が減る。
・受給者が増えると生活保護への偏見が減る。
概ね同意します。さて、「無能な貴方」という毒舌ですが、ひろゆきさんは別のところで「お金がないことと能力のある無しは関係ない」と述べています。たぶん、どうでもよい仕事に最低賃金で生真面目に働くのを「無能」だと言っているのだと推測します。
今の日本では最低賃金で食べていくには厳しいものがあります。だから積極的に生活保護を受給して、その間にスキルを身につけて、その後条件の良い仕事に就けばいいのです。
ひろゆきさんはフランス在住です。そのフランスには「積極的連帯手当」(RSA、フランスの生活保護)があります。RSA受給者は、フランス語未修得の移民、家族と同居する青年、若い俳優、アーチスト、下部リーグのサッカー選手などとバラエティに富んでいます。その上で職につくための困難を克服させる具体的なサービスを支給しています。日本の生活保護ケースワーカーのように、とにかく精神論を振りかざしてハローワーク通いを強制させる訳ではありません。
私は日本の生活保護制度は根本的に見直す必要があると思います。フランスのRSAを全部取り入れろとまでは言いません。ただ、病気、障害、高齢などで就労出来ない人以外は生活保護を受けづらいのを解消すべきです。それこそ、ひろゆきさんが述べたとおり、生活保護受給者を増やすことで議論を呼び起こすことが必要だと私は思うのです。