五輪聖火リレーは下品でばかばかしい。
2021年3月25日、五輪聖火リレーが福島県からスタートしました。ところがアメリカNBCが「リレーの聖火消すべき」と題する寄稿をしました。3月26日の日経新聞から一部を引用します。
「パンデミックのさなか聖火リレーは五輪の虚飾のため、公衆衛生を犠牲にする危険を冒している」
復興五輪とも呼ばれますが、コロナは収まったわけではありません。福島も復興したとは言えないでしょう。
「この儀式の偽善や害悪、ばかばかしさを際立たせただけでなく、五輪に向けて突き進む日本の問題の縮図である」
「80%もの国民が五輪の中止か再延期を支持している」
世界中から選手や関係者が来日しますが、具体的なコロナ対策はありません。それに加えて、聖火リレーの評判が最悪なのです。
3月26日の東京新聞の記事です。タイトルは「聖火リレー大音量、マスクなしでDJ…福島の住民が憤ったスポンサーの『復興五輪』」です。一部引用します。
『森の陰から「ズチャ、ズチャ、ズチャ」と大音量の音楽を響かせ、やってきたのは大型トラックだった』
コカコーラ、トヨタ、日本生命、NTTなどのスポンサーの派手な色のコンボイが延々と約30台ほど連なっているのです。聖火ランナーはどこにいるのでしょうか。
『リレーの沿道で見られたのは「商業五輪」「スポンサーファースト」の象徴ではなかったか』
全国でこの下品極まりない聖火リレーが行進するのでしょうか。国民に支持されているとは言い難い五輪が意義のあるものとは私には思えません。聖火リレーはひとことで言って醜いのです。