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インボイス反対は、論点のすり替え。アニメ・マンガ業界による搾取こそ大問題

Twitterで匿名の方(共産党や鮫島浩ら左派著名人がフォローしている)がつぶやいていました。そのまま全文引用します。

「『インボイス』が導入された場合、ほとんどが年収300万円に満たない声優・アニメーターを念頭に、年間13.6万円もの税負担が増加し、残る生活費は僅か約87万円という実態を共産・田村貴昭議員が国会で指摘してから、漸く自民党政府も重い腰を上げ始めている。事実を白日の元に晒せば追い詰められる」

ええと…この計算は合っているのでしょうか?まあ合っているとしても、年間の手取りが87万円では、インボイスがあろうとなかろうと、生活できる訳がありません。

一昔前から、アニメーターの長時間労働と低収入はよく知られていました。それをずっと放置してきたアニメ業界と左派陣営が、今になってアニメーターを擁護するってどういうことなのでしょう。

当たり前ですが、いくら税金面で優遇しても低所得者の所得の上限は増えません。なのに、インボイスによって、アニメーターや漫画家の2割が廃業するとか言われても、廃業された方がまだマシな気がします。

駆け出しのアニメーターや漫画家の所得が低いのは「偽装フリーランス」だからです。例えるならウーバーイーツの配達員のようなものです。アニメーターや漫画家や配達員も「雇用関係」になればインボイスも関係ありません。実質的には雇用なのに、業務委託に偽装していることを問題視にするべきです。そして最低賃金が守られるなら、皆の生活は保障されます。

インボイスに賛成か反対か、という議論は大前提ですが、貧困の原因を政治や税制だけの責任とするのは論点のすり替えです。これは労使の問題であって、業界による搾取こそ非難するべきです。

 #インボイス 

 #アニメ業界 

 #マンガ業界