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刑務所でネコを飼おう!

確か聖書の言葉ですが、「人は誰もが罪人」なのです。私だってそうです。頭に血が上りやすい性格で、そのときは暴力を振るいたくなります。今までそうした経験が無いのは、単に運がいいからです。刑務所に一度もお世話になっていないのは、ほとんど奇跡です。

さて、アメリカのワシントン州の刑務所で、受刑者がネコの里親になるプログラムが始まったのです。驚きです。アメリカの刑務所は、非常に厳しく、定員もオーバーしているという印象なのですが、こんな微笑ましいこともしているのですね。ネコと触れ合うことで、精神的にも落ち着く効果がありそうです。アニマルセラピーです。また、安楽死されるネコもグッと減るそうです。

日本でも似た取り組みはあります。ウサギなどの小動物を飼ったり、盲導犬の候補の子犬を飼育する刑務所があるそうです。

しかし、世界的人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは日本の刑務所は「沈黙」が支配していると言います。「日本の受刑者は、人と接触する機会が何年にもわたってほとんどない。また、多くの場面で会話が、また、すべての場面で大きなを立てることが厳しく禁じられ、懲罰の対象となる」

刑務所は、単に刑罰を与える場所ではなくて、更生の場所でもあります。刑務所内でも人としての尊厳が守られるべきです。そうでないと、出所をしても再犯に走る人も減らないでしょう。いや、犯罪者の人権よりも被害者の人権が大事だろうという声も分かります。それでも私は、重大な犯罪を犯した人にも同様に人権は保障して欲しいのです。そして死刑制度も廃止を目指してもらいたいのです。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの文は「プリズンサークル」坂上香さんから引用しました。ありがとうございます。

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