闘うブログ!レフティ中尾 社会派!

福祉を主なテーマに書いています。よろしくお願いします。

3畳アパートで夢は見れるのか

毎日新聞2022年7月30日の記事「ワンルームの半分以下 東京都心の『極小物件』に若者注目のわけ」。スピリタスという不動産会社の3畳アパートを紹介しています。新聞に載っている物件は、家賃74500円です。物件の詳しい写真を見つけたのですが、いろいろと疑問が浮かびます。テレビがなくてタンスも置けず、洗濯機もなくて、ミニ冷蔵庫らしきものとトイレとシャワールームとロフトはあるけれど、壁は薄そうだし、防災とか大丈夫なのかなぁ…?というか、東京は家賃が高すぎます。神戸なら7万円あれば2Kのマンション借りられますよ。

若者に人気だと言うけれど、単に若者はお金がない、給料が安いというだけです。新聞では30歳(30歳って若者なの?)の男性会社員が「職場までは歩いても30分、狭さは全く気にならない」とコメントしています。これホントかなぁ?狭いのは誰でも気になるよ。防音も怪しいし。

この物件はアパート経営の人には人気のようです。何故なら、他の高めの物件よりは入居率は高いのです。つまり、貧困率も高いということですね。

国による「健康で文化的な住生活に必要な広さ」は、単身世帯で25平米です。その半分以下の物件に入居者が殺到するのは異常です。給料や住宅手当を引き上げるのはもちろん、自治体も、都心で快適な生活ができるよう、住居費の援助をしてもいいでしょう。東京都や23区は他所よりはカネ持ってるでしょう?

そう言えば、スピリタスは不正融資で顧客に物件を買わせていた会社ですよね。実際の価格の契約書と別に、不動産価格を水増しした契約書を作って、多くの融資を引き出したのでしょうか。毎日新聞は、スピリタスの「提灯記事」を書いて、何かトクをしたのでしょうかね。それにしても、私なら3畳アパートじゃあ悪夢しか見れないと思うのです。居住者のメンタルを調査できないものでしょうか。

 #3畳アパート