精神科医は意外とピンキリで、その「キリ」の人の中には詐欺師としか言えない人もいます。詐欺師は言い過ぎではと思われる人もいるでしょうが、2016年に、精神保健指定医の資格を不正申請をして処分された精神科医が全国で89人もいました。提出する診断書をコピーアンドペーストして、あたかも自身が書いたものと偽ったのです。
さて、誰が言い出したのかは不明ですが、プーチンは狂人とかサイコパスとか言われています。それはメディアでも繰り返し報道されています。一昔前、ベトナム戦争時のニクソンにも同じように狂人だというプロパガンダがありました。ニクソンはイカれているから核兵器を使うぞ、という訳です。もちろん、ニクソンは核を使用しなかったのですが、さてプーチンはどうなのでしょう。
いろんな立場の人がプーチンがイカれているのかどうかをコメントしています。まあ、いずれも根拠がはっきりとはしていません。当然のことですが、優秀な精神科医であっても短い映像を観ただけで、その人が正常なのか異常なのかがハッキリとわかるはずはありません。プーチンの精神状態がわかると断言する精神科医はやはりピンキリの「キリ」の人だと思うのです。
YouTuberの精神科医に樺沢紫苑がいます。動画再生数では圧倒的に他の精神科医YouTuberを出し抜いています。樺沢さんの動画「プーチンの精神状態がヤバい7つの理由」を観て、それを箇条書きにします。
①表情が乏しい
②目ぢからがない
③言葉に覇気がない
⑤不明（④の次が⑥になっている）
⑥ジェスチャーが無い
⑦目の動きがおかしい
思うに、プーチンが逆に表情が豊かで目ぢからが強く、言葉に勢いがあり、ジェスチャーが激しく、目がマジになっていたら、それはそれでプーチンは本気だ、何をするのかわからない、と分析されると思うのです。動画でわかることは、せいぜいプーチンは少々神経質になっていることくらいです。
もちろん、プーチンを支持したり擁護する訳ではありません。そうではなくて、「敵を知り己を知らずんば百戦危うからず」で、プーチンやゼレンスキー、バイデンの言動をよく知って分析することが必要です。単に表情や身振りを見るだけで分かった気になるのは危険です。私は今後バイデンが何かやらかしそうな気がするのです。日本の左派著名人のように、バイデンを民主主義の大統領だとするのも、やはり短絡的に思えます。
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