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盛り上がりに欠けた2021年兵庫県知事選挙を分析します。

このブログでは特定の候補者や政党、政策等を支持するものではありません。よって、候補者名は伏せてお届けします。

今回、5名の候補者が立候補していますが、全員男性です。これは偶然と言えるのでしょうか。政治の世界に限らずジェンダーフリーとは程遠いのが兵庫県の現実でしょう。

また、3名の候補者が副知事に女性を登用することを公約に掲げています。副知事は知事が任命するのですが、選挙で選ばれない人に権限を与えることが民主主義と呼べるのでしょうか。そもそも、男性の知事が女性の副知事を選ぶこと自体が性別で役割分担をすることです。女性の地位は男性次第なのです。

選挙広報に目を向けると全員がコロナ対策に触れています。内4名がコロナ対策を公約の冒頭に挙げています。ただし、具体性や独自性のある政策は見当たりません。2名はコロナ給付金に触れてはいます。

教育や子育てについてはどの候補者も取り上げています。しかし候補者の政策に個性が乏しく差異を感じられません。大学の学費などへの支援は必要だと思いますが。

また、景気対策はこの選挙ではもっとも関心は高いのですが、何故か全候補者は控えめな訴えです。失業対策には選挙公報では誰も口にはしていません。

一方で障害者の雇用や福祉、高齢者への福祉や医療にも3名が訴えています。他には災害対策、行財政改革SDGsも争点になるでしょう。

まとめです。コロナ禍とあって盛り上がりに欠けた選挙になっています。井戸知事が20年勤めた後なので、どの候補者にもチャンスがあるはずですが、目玉となる候補者が挙げられずにいます。やはり、女性候補者が一人もいないのが残念です。また、自民党系の候補者が割れる「保守分裂」にもかかわらず、その2人の争いとなっています。

繰り返しになりますが、政策争いには程遠い選挙となり肩透かしの感があります。選挙結果がどうあれ、兵庫県の現実は変わりそうもありません。

 

#兵庫県知事選挙